Research Institute for Sustainable Humanosphere

第350回生存圏シンポジウム
木質系材料の有効利用の最新技術(男女共同参画との連携)

開催日時 2017(平成29)年10月28日(土)
開催場所 ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
申請代表者 金山公三 (京都大学生存圏研究所循環材料創成分野)

共催:産総研コンソーシアム持続性木質資源工業技術研究会
   日本木材加工技術協会中部支部
後援:京都工芸繊維大学男女共同参画推進センター
   京都府立大学男女共同参画推進室
   京都府立医科大学男女共同参画推進センター

目的および内容

「地球環境保全」に向けた取り組みが社会からの強い要請となりつつある。また生存圏研究所の新しいミッションとして「生存圏の質の向上」を掲げており、その有効な手段の一つとして「木質系材料の有効利用」の促進が期待されている。申請者らは、この実現に寄与する研究開発を進めるとともに、産官学連携による技術開発の実用化を目指して、情報発信や連携構築の契機となるシンポジウム開催を行ってきた。

今年は、隔年開催の日本木工機械展が、名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)にてウッドエコテック2017として開催され、国内外から約2万名の参加者が集まる。この会場内で、「木質系材料の有効利用の最新技術」をテーマとしたシンポジウムを開催する。講師は、大学や研究機関に加えて、展示を行っている企業からも研究成果を発表してもらう。加えて、最近の潮流として「男女共同参画」が社会的に重視されているので女性講師による体験談も交え、研究現場や社会が現状を把握し、それを踏まえた今後の展望を模索する機会とする。

E-mail: danjo-kyoudou_AT_rish.kyoto-u.ac.jp

申込み先

京都大学生存圏研究所 男女共同参画推進委員会
E-mail: danjo-kyoudou_AT_rish.kyoto-u.ac.jp (_AT_ を @ に置き換えてください)
FAX: 0774-38-3666

プログラム

13:00–13:15 開会挨拶・趣旨説明

京都大学生存圏研究所
教授 金山公三

13:15–14:00 『世代を超えて時を刻む、コンセプトカー「SETSUNA」について』

トヨタ自動車株式会社
MS製品企画部新コンセプト企画室
グループ長 辻賢治

クルマを新しさだけを追い求める工業製品として捉えるのではなく、「愛」が付く工業製品として、愛着を持って労り手をかけて受け継いでいくことで、家族だけの新たな価値のある財(=時間財)になっていくとの考えを具現化したものである。そんな「SETSUNA」への想いとこだわりを伝えたい。

【講演会場の隣の2号館に「SETSUNA」の実物を展示します】

14:00–14:50 『新たなものづくり技術を牽引する材料開発とダイバーシティ的視点』

国立研究開発法人産業技術総合研究所
理事 加藤一実

結晶の形・サイズを特徴化したナノクリスタルは、機能部材の性能向上や新機能を利用した新デバイスの実現を可能にする。従来の材料開発は組成探索に偏っていたが、ナノクリスタルは個々の粉体自体が高品質なことに加え、三次元集積した高次階層構造を介して飛躍的機能が発現される等の利点を備え、ゲームチェンジングな素材である。産総研におけるダイバーシティ推進についても紹介したい。

14:50–15:00 休憩

15:00–15:30 『木材の大変形の可能性を求めて』

国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所
木材研究部門木材加工・特性研究領域
任期付研究員 三好由華

「木材の勉強がしたい」という好奇心から大学生活が始まり、研究室配属から大学院への進学、就職…と、木材や人と深く関わる中で歩んだ自分の経歴や研究等について紹介したい。森林総合研究所の物性研究室の研究員として仕事を開始した現在、木材の大変形の可能性を求めて、将来的に取り組みたい研究課題についても紹介したい。

15:30–16:00 『木質内装による健康で快適な暮らしを目指して』

奈良県農林部奈良の木ブランド課
木材産業振興係 酒井温子

日本の林業の衰退は著しく、戦後植林した木が伐採時期になっているのに、山から木が出てこない。出しても安い値でしか売れず、その結果、伐採はますます進まず、手入れのされない山が増えていく。

木を使おう。木の良さを知ろう。奈良県庁奈良の木ブランド課の活動を紹介したい。

16:00–16:30 『木材から衣へ~歴史と今と未来と~』

京都大学生存圏研究所
特定教授 奥林里子

木材から紙をつくる技術を応用し、光りかがやく「ビスコースレーヨン」が人工の絹として120年前に開発された。今でも我々の服飾に欠かせない材料でありながら、その後多くの研究者によって改良され、今では衣類以外の様々な場面で活用されている。その変遷と最新の加工技術について、演者の理系女子としての経験談を交えて紹介したい。

Symposium-0350
ポスター PDF ファイル (227 637 バイト)
ポスター制作: 柳川綾 (京都大学生存圏研究所)

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2017年7月21日作成,2017年9月6日更新

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