menu

第87回生存圏シンポジウム
「中低緯度熱圏大気風速のロケット観測」

更新日: 2015/05/22

開催日時 2008/01/07(月) 13:00–17:20 - 2008/01/08(火) 9:00–12:00
開催場所 京都大学生存圏研究所 木質ホール3階
主催者 北海道大学大学院理学研究院 渡部重十
申請代表者 渡部重十 (北海道大学大学院理学研究院)
所内担当者 山本衛 (京都大学生存圏研究所)
関連ミッション ミッション 3 (宇宙環境・利用)
関連分野 レーダー大気圏科学分野、大気圏精測診断分野。

目的・内容

2007 年 9 月 2 日に、宇宙航空研究開発機構/宇宙科学研究所の観測ロケットからリチウムガスを放出して発光雲を形成し中性大気風を測定した。同時に、ロケット搭載機器によりプラズマ・電磁場測定も実施した。本シンポジウムの目的は、観測データの検討と今後の計画について議論することである。今回は国内の本観測参加者のみならず、台湾・国立中央大の Y. H. Liu 教授(発光雲を用いた大気風速観測に参加)、カルガリー大学 A. W. Yau 教授(ロケット搭載イオン速度測定機器の開発者)の参加を得た。

会議ではロケット観測の成果が報告された。まず地上の4観測点から発光雲の測定に成功し熱圏大気風が得られた。ロケット搭載機器・GPS/TEC・MU レーダーなどによる大気プラズマ密度・温度・速度と電磁場の測定にも成功した。今後の研究の進め方、特にデータ交換や比較の方法や研究発表の場について議論を進めた。さらに次期観測計画についての議論を行った。

プログラム

1月7日

13:00–13:10 S-520-23号 機ロケット実験について
中村正人
13:10–13:30 S-520-23号 機ロケット実験の概要
阿部琢美
13:30–13:50 Lithium Ejection System (LES)
山本真行
13:50–14:10 Beacon Transmitter (DBB)
山本衛
14:10–14:30 VLF/MF waves (EVMR)
石坂圭吾
14:30–14:50 Langmuir Probe (FLP)
阿部琢美
14:50–15:20 休憩
15:20–15:40 Magnetic Field Sensor (MGF)
高橋隆男
15:40–16:00 Plasma Wave Monitor (PWM)
小野高幸
16:00–16:20 Suprathermal Ion Imager (SII)
A. W. Yau
16:20–16;40 地上観測(光学観測)
Y-H. Chu
16:40–17:00 地上観測(レーダー観測)
大塚雄一
17:00–17:20 今後の解析と発表について
渡部重十

 

1月8日

  • データ検討会のまとめと次回のロケット実験提案について
    渡部重十

 

Symposium-0087   ポスター PDF ファイル (4 322 833 バイト)
ポスター制作: 山本衛 (京都大学生存圏研究所)

 

一つ前のページへもどる

〒 611-0011 京都府宇治市五ヶ庄
TEL: 0774-38-3346 FAX: 0774-38-3600
E-mail: webmaster@rish.kyoto-u.ac.jp