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第172回生存圏シンポジウム
第6回国際大気リム観測会議

更新日: 2015/05/22

開催日時 2011/11/29(火曜日) - 2011/12/01(木曜日)
開催場所 京都大学医学部 芝蘭会館
主催者 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所、京都大学生存圏研究所、情報通信研究機構
申請代表者 鈴木睦 (宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部・ファンクションマネージャー)
所内担当者 塩谷雅人 (京都大学生存圏研究所大気圏環境情報分野)
関連ミッション ミッション 1 (環境計測・地球再生)
ミッション 3 (宇宙環境・利用)
関連分野 大気化学、地球観測 (宇宙ステーション)。

6th Atmospheric Limb Conference

目的と具体的な内容

地球中層大気を宇宙機から観測するのに最も有力な手法であるリム観測に関する中心的研究者が幅広い議論を行う「国際大気リム観測会議」を主催する。我が国大気化学観測ミッション(ISS 搭載 SMILES 等)による観測成果についても併せて議論する。

国際大気リム観測会議は、地球大気のリム観測を行う宇宙機の開発・研究グループから 50~60 名程度の研究者が一堂に会する、地球大気リム観測分野において最大の会議体である。2002 年に初めて開催されて以降、主要な大学・機関(NASA, ESA 等)の持回り主催によりほぼ隔年で開催されており、日本の大学・機関が主催するのは今回が初めてとなる。

内容としては、現在進行中および将来計画の宇宙機ミッションやそこに搭載された(される予定の)観測機器のハードウェア及びソフトウェア(解析アルゴリズムを含む)、観測結果とそこから得られた大気各層における科学的知見、さらには複数ミッションからの観測データの比較検証による地球大気の長期的な変動など、地球大気のリム観測に関わる幅広い話題を取り上げている。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

地球大気化学観測の国際的な会合である本研究集会を、中層大気研究の中心的拠点である京都大学で開催することで、大気圏環境研究における日本のプレゼンスを示すことができる。

また、日本の地球大気化学観測ミッションの研究成果を本研究集会において発表することで、大気化学分野における議論を日本のコミュニティとして活発化していくことにつなげる。このことは、日本の大気圏環境の研究コミュニティの形成を強化することに貢献する。

特記事項

本研究集会は、当初 3 月 16~18 日で予定していたが、3 月 11 日に発生した東日本大震災の影響により開催の延期を余儀なくされたものである。依然として震災の影響は無視できず、3 月に参加が見込まれていた人数よりやや減少したが、それでも海外から約 20 名(総参加者の半数)の参加があり、活発な議論を行うことができた。

開催の結果、先に掲げた「大気化学研究における日本のプレゼンスを示す」という目標は充分に達成できたと考えている。また、SMILES の研究成果を報告したことで、宇宙ステーションによる地球観測についても日本の積極的な姿勢を示す良い機会になった。

プログラム

11月29日(火) 1日目

  • 開会挨拶
  • Session 1 (Instruments & Missions) [5 講演]
  • Session 2 (SMILES Special Session) [4 講演]
  • Session 3 (Data Comparison & Assimilation) [3 講演]

11月30日(水) 2日目

  • Session 4 (Mesosphere) [4 講演]
  • Session 5 (Poster Session) [10 件]
  • Session 6 (Stratosphere) [6 講演]
  • Session 7 (Retrieval & Radiative Transfer) [2 講演]

12月1日(木) 3日目

  • Session 7 (Upper Troposphere & Lower Stratosphere) [6 講演]
  • 全体討論
  • 閉会挨拶

 

Symposium-0172   ポスター PDF ファイル (282 302 バイト)

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