Research Institute for Sustainable Humanosphere

定例オープンセミナー

案内

  • 第247回定例オープンセミナーは2019年10月2日(水)12時30分~13時20分に総合研究実験1号棟5階HW525にて開催します。
  • 宇治キャンパス建物配置図PDFファイル
  • 定例オープンセミナー開催日・題目・発表者の一覧
  • 第34回からオープンセミナーの回数は2004 (平成16)年度からの通し番号表示にしました。
  • 2008年度より開始時刻および終了時刻は12:30~13:20になりました。
  • 年度末に萌芽ミッション研究の総決算として「生存圏ミッションシンポジウム」を開催します。

第250回定例オープンセミナー(2019年11月20日 12:30,於HW525)

【発表者】 安宅未央子(京都大学生存圏研究所・ミッション専攻研究員)
【題目】 暖温帯林における分解呼吸
The review of current research in cancer theranostics
【内容】 森林土壌圏には分解特性の異なる多様な有機物が供給され、微生物の代謝活動により分解呼吸としてCO2が放出される。分解呼吸は、時々刻々と変化する環境条件(気温や降水)に応答し短期的に変動する。なかでも易分解性炭素を主体とする基質(落葉層など)の分解呼吸は、早い分解による基質自体の重量減少と微生物活性の季節変化による影響をうけて季節的に変動する。そのため、落葉層の分解呼吸の季節的なトレンドは、土壌呼吸の季節変動に影響を与えると考えられる。本研究では、落葉層に着目した分解呼吸速度と環境要因の長期的な連続測定データから、呼吸としての重量減少量を定量化し、微生物活性の季節変化を評価することで、分解呼吸の季節変化を引き起こすメカニズムを明らかにすることを目的とした。
暖温帯林(山城試験地・京都府南部)において、コナラ落葉層を対象に分解呼吸速度(図 1)と環境要因(温度・含水比)の連続測定を2年間行った結果、落葉分解呼吸速度は同温度帯にもかかわらず秋期よりも春期の呼吸速度は高い値を示した。呼吸速度-環境要因の関係から推定された呼吸としての年間重量減少率は約35 %であった。微生物活性は温度や含水比に応じた季節変化を示したのに加え、微生物バイオマスの増減による影響を受けて変動していた。分解の主体である微生物の実態を明らかにし、その因子を組み入れた分解呼吸評価の必要性を示唆している。
【資料】 第250回 Web ページ | PDF ファイル(226 487 バイト)

第253回定例オープンセミナー(2020年1月22日 12:30,於HW525)

【発表者】 浅野麻実子(京都大学生存圏研究所・ミッション専攻研究員)
【題目】 癌セラノスティックスにおける最近の研究動向
【内容】 癌は、1980年以降日本人の死因の第一位である一方で、早期発見・早期診断により完治が可能な疾患である。その治療は、放射線療法や化学療法等、複数の治療法を組み合わせた集学的治療が主流である。また近年では、患者の病態に合わせた個別化治療が進歩し、副作用の大幅な軽減と効率的な治療が可能となった。更に、癌治療と同時に癌細胞の状態を確認・診断する「癌セラノスティックス」の開発が注目されている。
セラノスティックスは、治療(Therapy)と診断(Diagnosis)を組み合わせた造語である。治療と診断を同時並行で行うことから、治療の効率化やコストダウンに加えて、患者の生活の質(Quality of life, QOL)の劇的な改善が期待されている。具体例として、MRIやCT、PET等の画像検査と癌治療との併用や、光照射誘導ラジカルを用いる光線力学的療法を応用させた手法(フォトダイナミックセラノスティクス)、近赤外光イメージングと温熱療法を用いた手法等、幅広く開発されている。これらの開発において重要なのが、診断と治療という2つの役割を担うセラノスティックス製剤である。本製剤は、Drug Delivery System(DDS)技術を用いて設計され、例えば、抗腫瘍効果が付与された造影剤や、蛍光イメージング可能な抗癌剤等が開発されている。
演者は、マイクロ波癌治療とイメージング技術を組み合わせた癌セラノスティック製剤の開発を行っている(図 1)。本セミナーでは、近年の癌セラノスティック研究の動向を紹介するとともに、演者の研究内容についても概説する。
【資料】 第253回 Web ページ | PDF ファイル(265 923 バイト)

今後の開催日

  • 2019-10-02 第247回定例オープンセミナー
    二酸化炭素炭素安定同位体比を用いた森林における炭素循環の推定
    Estimation of carbon cycle in a forest by continuous monitoring of carbon isotopic ratio
    高梨聡(森林総合研究所・主任研究員)
  • 2019-10-23 第248回定例オープンセミナー
    Dr. Lin Chung-Chi (Professor of National Changhua University of Education, Taiwan)
    Zoom ID: 215-314-2974
  • 2019-10-30 第249回定例オープンセミナー
    宇宙生存環境拡大のために:宇宙放射線と重力環境変化の複合影響研究
    For expansion of sustainable space environments:Evaluation studies on the combined effect of space radiation and gravity change
    高橋昭久(群馬大学重粒子線医学研究センター・教授)
  • 2019-11-27 第251回定例オープンセミナー
    Biological actions and possible medical applications of nanosecond pulsed electric fields
    ナノ秒パルス高電界の生体作用と医療応用
    矢野憲一(熊本大学パルスパワー科学研究所・教授)
    Zoom ID: 215-314-2974
  • 2020-01-29 第254回定例オープンセミナー
    Microscopic analysis of chaotic vehicular traffic with various types of vehicles
    多様な車種が入り交じる自動車交通の微視的解析
    長濱章仁(立命館大学立命館グローバル・イノベーション研究機構・研究助教)
    Zoom ID: 215-314-2974

オープンセミナーの風景 1オープンセミナーの風景 2

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