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生存圏フラッグシップ共同研究「バイオナノマテリアル共同研究」

更新日: 2021/11/01

プロジェクト概要

「バイオナノマテリアル共同研究」
研究代表者: 矢野浩之

持続型の植物資源から、セルロースナノファイバーの製造・機能化・構造化に関する次世代基盤技術の開発とその実用化を、異分野連携、垂直連携の体制で進めています。

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活動実績

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構「非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発/研究開発項目②木質系バイオマスから化学品までの一貫製造プロセスの開発/高機能リグノセルロースナノファイバーの一貫製造プロセスと部材化技術開発」

(2013-)代表:矢野浩之

耐熱性と樹脂との相溶性に優れた軽量・高強度の高性能ナノ繊維と、この材料で補強した樹脂複合材料を高効率で連続的に製造するプロセス(京都プロセス)の開発。

環境省セルロースナノファイバー性能評価事業委託業務「社会実装に向けたCNF軽量材料の開発及び評価・検証」(2016-)

プロジェクトリーダー:臼杵有光、副プロジェクトリーダー:矢野浩之

セルロースナノファイバー(CNF)を活用した複合材料、自動車用部品等の性能評価を実施し、地球温暖化対策への貢献が期待されるCNFの早期社会実装を実現することを目的とします。

農林水産省革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究)「セルロースナノファイバーを基材としたQOL向上のための食品・化粧品ソフトマターの開発」(2015-2016)

分担者:阿部賢太郎

セルロースナノファイバーの安全性評価および、それを基材としたQOL向上のための食品・化粧品ソフトマターの開発が目的である。

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構「グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発/研究開発項目④化学品原料の転換・多様化を可能とする革新グリーン技術の開発/セルロースナノファイバー強化による自動車用高機能化グリーン部材の研究開発」(2010-2012)

代表:矢野浩之

自動車用途を目指したポリオレフィン樹脂やエポキシ樹脂補強用の化学変性セルロースナノファイバーおよび添加剤を開発しました。また、セルロースナノファイバーと熱可塑性樹脂の高効率複合化プロセスの開発に取り組みました。

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構「大学発事業創出実用化研究開発事業/変性バイオナノファイバーの製造および複合化技術開発」(2007-2010)

代表:矢野浩之

セルロースナノファイバーあるいは化学変性セルロースナノファイバーとポリプロピレン樹脂、天然ゴムおよび不飽和ポリエステル樹脂との複合化に関する基盤技術の開発に取り組みました。

2016年本田賞受賞

受賞者名 矢野浩之(2016年11月)

セルロース・ナノファイバー(CNF)の高効率な製造法の考案、製品への応用、将来の可能性拡大に対して貢献

International Nanotechnology Division Awards and Fiber Lean Technologies Prize受賞(TAPPI)

受賞者名 矢野浩之(2017年6月)

高効率でセルロースナノファイバー強化樹脂を製造できるパルプ直接混練法“京都プロセス”の開発とそのテストプラント建設

リグノセルロースナノファイバー材料一貫製造システム

繊維のナノ化と高融点樹脂への均一分散を同時に達成し、木材や竹などの原料から樹脂複合材料まで一気通貫で製造するテストプラント。

 

 

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