研究課題
高分子構造に基づくPET加水分解酵素の作用機序解明
研究組織
代表者 | 今井 友也 (京都大学生存圏研究所) |
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共同研究者 | 田所 大輔 (京都大学生存圏研究所) 林 重彦 (京都大学大学院理学研究科) 江尻 智森 (京都大学大学院理学研究科) |
関連ミッション |
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研究概要
近年、汎用プラスチックの一つであるポリエチレンテレフタラート(PET)を分解できる酵素、PETase(ペターゼ)が自然界から複数発見され、その機能解析と改良が進められている。しかし多くの研究ではタンパク質に焦点を当てており、基質であるPETの高次構造に着目した研究はほとんど存在しない。同じく高分子固体であるセルロースを分解する酵素であるセルラーゼ研究では、セルロースの高次構造変化を調査することで、セルラーゼタンパク質の作用機序の理解が深まったことを考えると、同じくPETの高次構造変化の観点をPETase研究に持ち込むことが重要である。本研究では、PETaseを基盤とするPETリサイクル系の構築を目指し、分解されるPETの固体高分子構造の観点からPETaseのPET分解の作用機序を解明する。
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2024年8月6日作成