Research Institute for Sustainable Humanosphere

共同研究

2020(令和2) 年度 生存圏科学 ミッション研究 22

研究課題

プラスチック廃棄物のバイオリサイクルのための環境汚染物質分解細菌の探索と利用

研究組織

 代表者 渡邊崇人(京都大学生存圏研究所)
 共同研究者 藤原秀彦(別府大学食物栄養科学部)
関連ミッション
  • ミッション1 環境診断・循環機能制御
  • ミッション2 太陽エネルギー変換・高度利用
  • ミッション5 高品位生存圏

研究概要

環境中に廃棄された(マイクロ)プラスチックやペットボトル等が深刻な環境汚染を引き起こしている。特に、マイクロプラスチックは、生分解されにくく、目には見えない(見えにくい)ため、魚や海洋動物だけでなく、食物連鎖を通じてヒトの体内にも蓄積することから、単に環境汚染やゴミの問題ではなく、ヒトの健康にも悪影響がある。最近、プラスチックやペットボトル等を分解する細菌の報告がある。おそらく、そのような分解能は細菌が汚染環境に適応しながら、進化によって新規に獲得した機能と推定される。特に、深刻な環境汚染地域では、その汚染物質の分解菌や耐性菌が見つかる例が多く、環境汚染物質分解細菌は微生物の適応・進化の研究材料となっている。そのような背景を踏まえ、本研究では、プラスチックやペットボトルを資化、或いは、分解する菌のスクリーニングに挑戦する。一方、申請者らは、これまでに深刻な環境汚染物質であるビフェニル/ポリ塩化ビフェニル(PCB)分解細菌の遺伝・生化学的研究及びゲノム解析等を行ってきた。これらのビフェニル/PCB分解細菌がプラスチックやペットボトルの分解に利用できるのか、或いは、芳香族化合物分解・代謝系酵素の機能改変を含めた分子育種によって分解できるのかについても検証したい。

渡邊崇人: 2020(令和2)年度生存圏ミッション研究 図既に単離されたビフェニル/PCB分解細菌を含め、様々な難分解性芳香族化合物分解細菌をプラスチックやペットボトルの分解に利用できるのか?

ページ先頭へもどる
2020年8月3日作成

一つ前のページへもどる