Research Institute for Sustainable Humanosphere

共同研究

2020(令和2) 年度 生存圏科学 ミッション研究 10

研究課題

超高層大気科学のためのデータ解析ツールの拡張と国際展開

研究組織

 代表者 田中良昌(国立極地研究所)
 共同研究者 衛(京都大学生存圏研究所)
梅村宜生(名古屋大学宇宙地球環境研究所)
新堀淳樹(名古屋大学宇宙地球環境研究所)
阿部修司(九州大学国際宇宙天気科学・教育センター)
悟(京都大学大学院理学研究科附属天文台)
関連ミッション
  • ミッション1 環境診断・循環機能制御
  • ミッション3 宇宙生存環境

研究概要

本研究の目的は、大学間連携プロジェクト「超高層大気長期変動の全球地上ネットワーク観測・研究」(IUGONET)で開発した多種多様な超高層大気データの解析ツールを改良・拡張し、超高層大気研究を加速させるための新たな解析基盤を構築することである。そのために、これまでInteractive Data Language (IDL)言語で書かれていた解析ツール「SPEDAS」を拡張し、アジア、アフリカ、欧州の研究者から特に要望が多かったMATLABによる解析ツールの開発を行う。これにより、超高層大気に関する国際共同研究を促進する。さらに、国内外の研究者を対象にデータ解析講習会をオンラインで開催し、若手研究者の育成に貢献する。

昨年度、MATLABベースの解析ツールの設計・製造を行い、遠隔サーバからのファイルダウンロード、超高層大気分野の標準フォーマットであるCommon Data Format (CDF)、Network Common Data Form (NetCDF)のファイル読み込み、メタデータ表示等のための基本関数、並びに、ロード関数の雛形を開発した。これらの基本関数を利用し、これまでに地磁気データを始めとする12種類の地上観測データのロード関数とサンプルスクリプトを開発し、ベータ版としてウェブサイト(https://github.com/iugonet/UdasMatlab)で公開し、国内外のユーザへ利用を呼び掛けた。

今年度は、まず、これまでに開発した基本関数を利用し、CDF、NetCDFファイルで公開されている多様なデータのロード関数をベータ版に追加し、正式版として上記ウェブサイトで公開する。さらに、より多様なデータに応用するため、Flexible Image Transport System (FITS)や、CSVを始めとする様々なASCIIフォーマットファイルの読み込み関数を開発し、これらのフォーマットで公開されている複数のデータのロード関数、及び、サンプルスクリプトを追加する。

本解析ツールを利用した研究を推進するため、国内外の研究者を対象にして、解析ツールの説明会、及び、データ解析講習会をオンラインで開催する。これにより、解析ツール及び超高層大気データの利用者数増加を図り、超高層大気に関する研究活動を活性化させると共に、将来の解析ツール共同開発の足掛かりにする。

田中良昌: 2020(令和2)年度生存圏ミッション研究 図図: 本研究で開発する解析ツールの概要

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2020年8月3日作成

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