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2017(平成29) 年度 生存圏科学 ミッション研究 13

更新日: 2017/08/17

研究課題

C-バンド/L-バンド SARデータを用いた森林垂直構造の把握

研究組織

 代表者 小林祥子(玉川大学農学部)
 共同研究者 大村善治(京都大学生存圏研究所)
藤田素子(京都大学東南アジア地域研究研究所)
川井秀一(京都大学総合生存学館(思修館))
Ragil Widyorini (Gadjah Mada University, Indonesia)
Bambang Supriadi (Musi Hutan Persada, Indonesia)
関連ミッション
  • ミッション1 環境診断・循環機能制御
  • ミッション3 宇宙生存環境

研究概要

研究対象地であるインドネシアの熱帯産業植林地では、ユーカリ植林への転換が行われ、生態系維持のために残されてきた植林地内の自然林では地域住民の野焼きが原因となり森林火災が度々発生、植林地内の植生は大きく様変わりした。また、アカシア林でのサルによる樹皮?ぎにより、樹種の転換に迫られたことも起因し、プランテーション内の自然林の果たす役割が見直され、生態系の保全と森林資源の持続的な利用に向けた取り組みが図られつつある。

そして、その森林生態系の評価においては、森林構造の複雑性が重要な要素となっていることから、森林の垂直構造の把握が必要であると言える。

本研究課題では、波長の異なるCバンドとLバンドのSAR(合成開口レーダ)データを用いて、ユーカリ林における垂直方向の植生構造を推定することを目的とする。また、ユーカリ林内の解析より得られた所見をもとに、自然林における植生構造の把握にも取り組む。

小林祥子: 2017(平成29)年度生存圏ミッション研究 図
ユーカリ植林地における植生調査の様子(2017年3月2日撮影)

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2017年8月17日作成

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