研究課題
ナノ粒子及びナノバブルの簡易濃度計測手法の開発(レーザー散乱)
研究組織
代表者 | 上田義勝(京都大学生存圏研究所) |
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共同研究者 | Rattanaporn Norarat (Rajamangala University of Technology Lanna) 徳田陽明(滋賀大学教育学部) Thorsten Wagner (University of Applied Sciences and Arts Dortmund) |
関連ミッション |
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研究概要
水中におけるナノバブルなどの濃度測定においては、レーザー散乱による測定が主な計測手法となっている。しかしながら、既存の計測装置ではレーザーの種類の変更の他、ナノ粒子とナノバブルの散乱輝度の違いによる識別が出来ず、改良が難しい。また、現在タイにおいて生活圏の農林水産業用途でのナノバブル利用が盛んであるが、現地における簡易計測が求められており、バブル濃度についての簡易計測手法の要望も出てきている。
本研究では、2015年度より濃度解析のためのソフトウェア開発のため、Thorsten Wagner氏(ドイツ)と毎年議論を重ねて来た。また、2016年度からは、Rattanaporn Norarat氏(タイ)との共同研究を開始し、タイにおけるナノバブル利用に関する議論を進めてきている。基礎実験として京大において行ってきた知見を基に、ナノ粒子を基準としたレーザー散乱手法による濃度計測装置を国際共同研究として開発しつつ、将来の応用利用としてナノバブルとナノ粒子の識別も視野に入れた装置開発を目的とする。
タイにおけるオゾンナノバブル生成実験
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2017年8月2日作成