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2016(平成28) 年度 生存圏科学 ミッション研究 19

更新日: 2016/08/29

研究課題

海藻資材に含まれる生理活性物質の土壌における機能解析と農業利用

研究組織

 代表者 辻元人(京都府立大学大学院生命環境科学研究科)
 共同研究者 久保中央(京都府立大学大学院生命環境科学研究科)
木村重光(京都府生物資源研究センター)
杉山暁史(京都大学生存圏研究所)
関連ミッション
  • ミッション1 環境診断・循環機能制御
  • ミッション5 高品位生存圏

研究概要

海藻は多糖類やフラボノイド化合物をはじめとする生理活性物質を多く含んでおり、これら物質はヒトの健康維持に重要な役割を担うと考えられている。島国である日本において海藻は、古くから田畑の肥料として利用されてきたが、主としてミネラルによる効果を期待したものであり、そこに含まれる生理活性物質の機能については活用されていなかった。そこで本研究では、海藻資材に含まれる生理活性物質、特にフラボノイド化合物に着目し、その根圏での機能解析を行うとともに、拮抗微生物と組み合わせた新しい農業資材の開発を目指す。

具体的な試験内容は以下のとおりである。

  1. ダイズの病害防除に有望な微生物の選抜と特性解析
  2. 海藻資材がダイズの生育に与える影響の解析
  3. 海藻資材の生理活性物質の解析
  4. 海藻資材の施与が土壌微生物相に与える影響の解析
  5. 有望微生物と海藻資材の併用による相乗効果の検証

辻元人: 2016(平成28)年度生存圏ミッション研究 図
図(A)アカモク、収穫時には全長約10メートルにまで成長 (B)アカモクのオス個体、細長く飛び出た部分が生殖器床 (C)左:アカモク乾燥粉末、右:肥料用にゼオライトで粒状化したもの

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2016年8月5日作成

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