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2010(平成22) 年度 生存圏科学 ミッション研究 15

更新日: 2017/09/20

研究課題

スギ材の空気浄化機能の解明とヒトの心身への影響に関する研究

研究組織

 代表者 仲村匡司 (京都大学農学研究科)
 共同研究者 川井秀一 (京都大学生存圏研究所)
梅村研二 (京都大学生存圏研究所)
賢一 (近畿大学医学部)
辻野喜夫 (大阪府環境農林水産総合研究所)
上堀美知子 (大阪府環境農林水産総合研究所)
藤田佐枝子 ((有)ホームアイ)
山本堯子 ((有)オフィスプラニング)
関連ミッション
  • ミッション 4 (循環型資源・材料開発)

研究概要

緑豊かな森林は、地球温暖化ガスの二酸化炭素を蓄積し、大気汚染や水質汚濁を浄化する機能を発揮する。しかし、森林整備の遅れによって本来森林のもつ環境浄化機能が十分に発揮されていない状況にあり、間伐材の多くが未利用のまま林内に放置されている。間伐を促進し、森林を活性化し、同時に森林を保全するためには、さらに、我が国の木材自給率を高めていくためには、間伐材を有効活用する技術の開発が不可欠である。

本研究の共同研究者らは、森林から伐出された木材にも優れた浄化機能が備わっていることを発見した。中でも、スギ心材は二酸化窒素、オゾン、ホルムアルデヒドなどの大気汚染物質の浄化に優れており、特に木口面において効果が大きいことを明らかにした。また、スギ材のこの特性を活かした建材を開発した。

そのような木質建材で内装された空間が居住者に悪影響を及ぼすとは考えにくいが、実際には木質内装がヒトに及ぼす正の効果も負の効果もほとんど明らかにされていない。そこで本研究では、スギ材で内装された実空間を用いて、 1)実大居住空間へのスギ材導入による室内空気質の変化および汚染物質浄化作用の確認とメカニズムの解明、 2)木材からの揮発成分がヒトに及ぼす生理的・心理的効果の検証、 3)内装に現れた木材がヒトの視覚心理および認知反応に及ぼす影響について、実験・調査を行う。

本研究は、わが国の森林圏の保全と木質資源利用に関わる居住圏科学の学際総合領域であり、生存圏科学の重要なエレメントである。

仲村匡司: 2010(平成22)年度 生存圏ミッション研究 1写真 1 室内空気の採取・分析装置(左)と空気浄化性能試験機(右)

仲村匡司: 2010(平成22)年度 生存圏ミッション研究 2写真 2 スギ材を配置した部屋での被験者実験およびストレスマーカ測定器

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2010年7月30日作成

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