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2010(平成22) 年度 生存圏科学 ミッション研究 14

更新日: 2017/09/20

研究課題

マイクロ波励起超活性固体境界層反応によるバイオリファイナリーケミカルプラットフォームの構築

研究組織

 代表者 園部太郎 (京都大学エネルギー科学研究科)
 共同研究者 渡辺隆司 (京都大学生存圏研究所)
篠真真毅 (京都大学生存圏研究所)
三谷友彦 (京都大学生存圏研究所)
俊充 (京都大学生存圏研究所)
杉山淳司 (京都大学生存圏研究所)
大橋康典 (京都大学生存圏研究所)
関連ミッション
  • ミッション 2 (太陽エネルギー変換・利用)
  • ミッション 4 (循環型資源・材料開発)

研究概要

近年、容易に採掘できる石油などの化石資源の枯渇が社会経済活動に深刻な打撃を与えることも指摘されており、再生可能資源からエネルギーのみでなく基本化学品を供給することは、人類の持続的生存にとって必須な課題である。こうした点を背景として、現在、様々な再生可能エネルギーの研究開発が実施されている。バイオマスは再生可能な唯一の有機物資源であるため、石油化学産業に代わる新しい低炭素負荷化学産業プロセスを構築する土台となる使命をもつ。本研究では、炭素負荷の小さい持続的な次世代化学産業の構築を目指して、食糧と直接競合しない木質バイオマスをマイクロ波励起超活性固体境界層反応場により有用基本化学品を製造するプロセスを生み出すことを目的とする。

具体的には、マイクロ波効果を最大限出すために、マイクロ波増感剤反応とマイクロ波励起による超活性固体境界層反応を用いた木質バイオマスの急速熱分解反応の開発および反応特性解明、マイクロ波励起超活性固体境界層急速熱分解装置の設計・開発を、専門の異なる研究者が連携して行う。こうした研究の集積により、マイクロ波応用研究の拠点化を図ることも、本提案の大きな目的である。

園部太郎: 2010(平成22)年度 生存圏ミッション研究

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2010年7月30日作成

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