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2019(平成31) 年度 生存圏科学 萌芽研究 8

更新日: 2019/08/01

研究課題

ドローンからのワイヤレス給電を活用したバッテリーレス環境モニタリングシステムの基礎研究

研究組織

 代表者 三谷友彦(京都大学生存圏研究所)
 共同研究者 Yu-Te Liao(台湾国立交通大学)
高林伸幸(京都大学生存圏研究所)
関連ミッション
  • ミッション2 太陽エネルギー変換・高度利用
  • ミッション5 高品位生存圏

研究概要

多数のセンサをワイヤレスネットワークで接続した環境モニタリングは、IoT (Internet of Things)による環境計測応用例として近年大変注目されている。しかしながら、個々のセンサには電源が必要であるため、電池交換メンテナンスがワイヤレスネットワーク構築における大きな障害となっている。本萌芽研究では、物流や等環境計測等での利用が大いに期待されているドローンを活用し、ドローンからマイクロ波でワイヤレス給電を行うことによる「バッテリーレス環境モニタリングシステム」の構築を目指す。ドローンによるワイヤレス給電技術の確立は、災害時の非常用電源としての活用や人命救助活動への活用など、多種多様な応用が期待される。

本研究は台湾・国立交通大学との国際共同研究であり、台湾側では環境モニタ用センサの研究開発、日本側で送電システムの研究開発を行う。送電周波数としては、929 MHz帯および2.45 GHz帯で実施する予定である。929 MHz帯でのワイヤレス給電に関しては、これまでに地上でのワイヤレス給電実験(フィージビリティ実験)を実施しており、ワイヤレス給電による環境モニタ用温度センサのバッテリーレス駆動を確認している。しかし、送受電アンテナの周波数が厳密には一致していない等の問題があることと、ドローンに搭載するための送電システムの小型・軽量化が必要であるため、本研究において改めて929 MHz帯および2.45 GHz帯の送電システムを研究開発する。

三谷友彦: 2019(令和元)年度生存圏科学萌芽研究 図

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2019年8月1日作成

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