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2019(平成31) 年度 生存圏科学 萌芽研究 6

更新日: 2019/07/11

研究課題

新興国交通で見られる特徴的な車列順の抽出

研究組織

 代表者 長濱章仁(立命館大学立命館グローバル・イノベーション研究機構)
 共同研究者 三谷友彦(京都大学生存圏研究所)
関連ミッション
  • ミッション5 高品位生存圏

研究概要

新興国の自動車台数は著しく増加しており、重大な交通渋滞を引き起こしている。環境問題、経済活動の効率やユーザーのQOL低下といった、渋滞に付随する諸問題に各国が実行可能なコストで取り組むために、道路拡張に頼らない渋滞対策手法の提案が期待されている。

新興国の自動車交通の特徴として、図に見られるように車線概念が希薄で二次元に広がりを持ち、かつ様々な大きさや挙動の車両(バス・乗用車・自動三輪車・オートバイ等)が混じった“二次元混合交通”であることが挙げられる。二次元混合交通の物理的解析は途上段階にあり、渋滞対策手法に関して、未だ検討がされていない。

既往研究では、車線内を走行する2車両(前方を走る車と追いかける車)の車種組み合わせによって、流れの安定性(渋滞しづらさ)が改善することが分かっている。そのため二次元混合交通においても安定性の高い車種の順(車列順)を実現できれば、道路拡張を減らしつつ渋滞回避が可能になると期待できる。

そこで本研究では、まず実際の二次元混合交通における車列順の特徴を抽出することを目的とし、インド・ムンバイで得られたビデオデータを例に解析を行う。

長濱章仁: 2019(令和元)年度生存圏科学萌芽研究 図

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2019年7月11日作成

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