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2019(平成31) 年度 生存圏科学 萌芽研究 2

更新日: 2019/08/16

研究課題

木質リグニンの直接変換による生理活性化合物の開発

研究組織

 代表者 磯﨑勝弘(京都大学化学研究所)
 共同研究者 渡辺隆司(京都大学生存圏研究所)
KARN-ORACHAI Kullavadee (Nanotec, Thailand)
BAMRUNGSAP Suwussa (Nanotec, Thailand)
PINCELLA Francesca (京都大学化学研究所)
中村正治(京都大学化学研究所)
光(京都大学化学研究所)
西村裕志(京都大学生存圏研究所)
関連ミッション
  • ミッション4 循環材料・環境共生システム
  • ミッション5 高品位生存圏

研究概要

木質バイオマスは再生可能な炭素資源であることから,その有効利用法の開発が望まれています。しかし,木質バイオマスにおいて,セルロースに次ぐ主要構成成分であるリグニンは地球上に存在する最も豊富な芳香族炭素資源であるにも関わらず,その有効利用法は未だ開発途上にあります。我々は木質バイオマスの直接化学変換により,リグニンから光機能性に富むイミダゾール類縁体をワンポットで合成する手法を開発しました。イミダゾールは生理活性化合物の主要骨格として多くの製薬に用いられることから,本手法を用いれば木質バイオマス由来の新規な生理活性化合物の創製が可能と考えられます。そこで,本研究では独自の木質バイオマス直接変換法を用いて種々のイミダゾール類縁体を合成し,生理活性に優れた薬剤候補化合物の探索を行います。

磯﨑勝弘: 2019(令和元)年度生存圏科学萌芽研究 図図 木質バイオマス直接変換反応.

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2019年8月16日作成

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