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2010(平成22) 年度 生存圏科学 萌芽研究 14

更新日: 2017/09/23

研究課題

東南アジア・南アジア域における大気環境診断パラメータを用いた大気環境変動の把握

研究組織

 代表者 山根悠介 (常葉学園大学教育学部)
 共同研究者 塩谷雅人 (京都大学生存圏研究所)
泰一 (京都大学防災研究所)
木口雅司 (東京大学生産技術研究所)

研究概要

本研究は、東南アジア・南アジア地域における降水現象などの様々な大気現象の理解に寄与するために、当該地域における大気環境の変動特性について大気環境診断パラメータを用いて把握しようとするものである。大気環境診断パラメータは、大気中の水蒸気量や熱的不安定度などの大気の状態を診断するためのパラメータである。本研究では大気環境診断パラメータのデータセットを構築し、それを用いて東南アジア・南アジア域における大気環境の時間的・空間的変動特性を包括的に明らかにする。さらに本研究では、東南アジア・南アジア域における大気環境診断パラメータの大気現象解明への有用性について検討する。本研究では特に降水現象に着目し、降水現象の理解に対する大気環境診断パラメータの有用性について検討する。我々がこれまで気象観測を行ってきたインド亜大陸北東域及びインドネシアスマトラ島の二地域を対象として、地上での雨量計観測データを用いて降水の変動と大気環境の変動の関連について調べ、降水変動特性の解明における大気環境診断パラメータの有用性について検討する。

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2010年8月12日作成

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