研究課題
2004(平成16)年度萌芽ミッションプロジェクト 5
生物多様性を目指した人工林の特性評価
研究組織
代表者 | 野渕正 (農学研究科) |
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共同研究者 | 矢野浩之 (生物機能材料学分野) Mohd. Hamami Sahri (マレーシア・プトゥラ大学・森林学部) |
研究概要
世界の森林が減少している現状の中で、人工林の造成は急務である。人工林はしかし、ただ増やせばよいというものではない。森林の持つ多様な機能を可能な限り発揮できる人工林が求められているからである。
そこで、本課題では生物多様性を目指した人工林に目を向けた。すなわち単純林からなる人工林は、たとえば病虫害の発生においても危険性が高い、という前提に立ち、2 種以上の樹木からなる人工林の特性を調査した。具体的には、日本ではスギ人工林における強度間伐による下層植生の導入、また熱帯の事例として、マレーシアの Acacia mangium と自生種との複層林施業をとりあげ、これらの特色を整理し、問題点について考えた。