概要
生存圏フォーラムは『持続的発展が可能な生存圏(Sustainable Humanosphere)を構築していくための基盤となる 「生存圏科学」を幅広く振興し、総合的な情報交換・研究者交流、 さらに学生・若手研究者の国内外での教育・啓発活動を促進していくこと』を目的としている。そのために第17回特別講演会および総会を開催し、その活動を促進する。
目的と具体的な内容
■特別講演会 農学研究科と生存圏研究所が主催する京都大学森林科学公開講座と、生存圏フォーラムの会員を主な対象として開催する生存圏フォーラム特別講演会の共催という形で開催し、森林と生物に関連する4件の研究トピックについて紹介し、活発な議論が交わされた。講演会終了後に、希望者を対象として、生存圏研究所のシロアリ飼育施設と材鑑調査室の見学会を実施さいた。
■総会
会長、副会長、運営委員の選任を行い、活動報告および次期の活動計画について承認をいただいた。
生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献
森林科学と生物学という一つの学会では同時に拝聴することのない講演の組み合わせとなり、生存圏科学という枠組みでとらえることの重要性を認識できる集会となった。このように軸を持ちつつ多分野を混合することで新たな考え方を醸成でき、また一般的には隔たりのある分野間で人的交流と情報交換を行うことができた。これらにより、生存圏科学という考え方の重要性を認識してもらえる層をじわじわ広げる機会となった。
プログラム
【開会あいさつ】 | |
13:30~13:35 | 今井友也(京都大学生存圏研究所教授) |
【生存圏フォーラム会長挨拶】 | |
13:35~13:40 | 片山健至(香川大学名誉教授) |
【講演】 | |
13:40~14:05 | 「木の生存競争と森の成り立ち」 小野田雄介(京都大学大学院農学研究科教授) |
14:05~14:30 | 「森と木の生物学を愉しむ、生物学が苦手な研究者のはなし」 高橋けんし(京都大学生存圏研究所教授) |
14:40~15:05 | 「熱も圧も薬品も使わない高分子構造制御-セルロース生合成の秘密」 今井友也(京都大学生存圏研究所教授) |
15:05~15:30 | 「木」の誕生と進化をめぐる細胞壁の研究 飛松裕基(京都大学生存圏研究所教授) |
【閉会の辞】 | |
15:30 | |
【見学会】 | |
15:40~16:30 | 材鑑調査室およびシロアリ飼育施設見学 |
【総会】 | |
12:00~12:30 | 1.生存圏研究所長による研究所活動紹介 2.会長挨拶 3.議長選任 4.報告事項 5.議題 ・役員及び運営委員改選 ・事業計画 |
ポスター
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2024年3月25日作成/2025年3月26日更新