目的および内容
宇宙プラズマは電磁波動とのエネルギー交換を通しその多様性を高めている。地球を取り囲むように分布する放射線帯はその最たるものの一つで、高温プラズマ中で発生した電磁波動がよりエネルギーの高い粒子を散乱あるいは加速していると考えられている。これまで線形理論が広く検討されていたが、最近の研究によって非線形過程が効率良く粒子を散乱あるいは加速することが示され、放射線帯研究は大きな転換期を迎えつつある。本研究集会では、波動・荷電粒子非線形相互作用の素過程から応用に至るまで、最新の理論とシミュレーション研究について発表し、非線形相互作用の将来展望を議論する。
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2022年9月15日作成,2022年11月11日更新