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第457回生存圏シンポジウム
STE研究連絡会現象報告会および現象解析ワークショップ
(第二回:磁気圏・電離圏プラズマ、超高層大気変動の相互作用)

更新日: 2022/04/13

開催日時 2022(令和4)年3月8日(火)10:00–16:00
開催場所 オンライン
主催者 阿部修司(九州大学国際宇宙天気科学・教育センター)
海老原祐輔(京都大学生存圏研究所)
西谷望(名古屋大学宇宙地球環境研究所)
久保勇樹(情報通信研究機構宇宙環境研究室)
申請代表者 阿部修司 (九州大学国際宇宙天気科学・教育センター)
所内担当者 海老原祐輔 (京都大学生存圏研究所生存科学計算機実験分野)
関連ミッション ミッション3 宇宙生存環境
関連分野 太陽地球系物理学、超高層大気物理学。

概要

第457回生存圏シンポジウム「STE研究連絡会現象報告会および現象解析ワークショップ(第二回:磁気圏・電離圏プラズマ、超高層大気変動の相互作用)」は、Zoomオンライン研究集会として2022(令和4)年3月8日に開催された。研究集会では、日に日に活発になっていく諸々の宇宙天気現象や、過去の現象解析、また、トンガ火山噴火に伴う大気圏・電離圏の変動などについて活発な議論がおこなわれた。

目的と具体的な内容

本研究集会は、磁気圏・電離圏プラズマ、超高層大気変動の相互作用研究の視点から、太陽地球結合系物理学を理解することを目的として、Zoomオンライン上で開催された。研究集会では、第25太陽活動周期から2年が経過し、日に日に活発になっていく諸々の宇宙天気現象や、過去の現象解析について多数の講演があった。また、2022年1月に発生したトンガ噴火では、その影響が電離圏にまで達しており、観測された現象について複数の講演が行われた。参加者は学部生からシニアまで、さらには研究職以外の方を含み、それぞれの立場から活発な議論がおこなわれた。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

生存圏の現況を把握するためには、その環境に大きく作用する太陽-地球結合の物理を広く理解する必要がある。本研究集会の参加者は、学部生からシニアまで、さらには研究職以外の方と多岐にわたり、その専門分野も様々であった。本研究集会は、宇宙天気予測を多方面の視点で捉えることをテーマとし、また、他の研究集会との合同集会とすることで、関連コミュニティの接合と活発な議論の場を提供し、生存圏科学の発展に対して大きく貢献した。

プログラム

【座長:海老原祐輔(京都大学)】
10:00–10:20 宇宙天気長期変化の概況報告
篠原学(鹿児島工業高等専門学校)
10:20–10:40 期間概況報告
阿部修司(九州大学ICSWSE)
10:40–11:00 現象報告期間(2021.10–2022.03)における北海道-陸別第一・第二レーダーを始めとするSuperDARN観測報告
西谷望(名古屋大学ISEE)
11:00–11:10 休憩
【座長:惣宇利卓弥(名古屋大学)】
11:10–11:30 宇宙線中性子現象報告(2021年9月–2022年3月)
渡邉堯(NICT)、前田麻代(名古屋大学ISEE)
11:30–11:50 地磁気現象概況報告2021年9月–2022年2月
西田重晴(地磁気観測所)
11:50–12:10 EE-indexに基づく赤道地磁気活動の概況報告
魚住禎司(九州大学ICSWSE)、吉川顕正(九州大学)、阿部修司(九州大学ICSWSE)、藤本晶子(九州工業大学)
12:10–13:30 昼休憩
【座長:久保勇樹(NICT)】
13:30–13:50 2022年1月15日トンガ噴火に関連した大気電場およびVLF/LF帯標準電波の変動について
大矢浩代(千葉大学)、土屋史紀(東北大学)、Jaroslav Chum(チェコ科学アカデミー)、高村民雄(千葉大学)、塩川和夫(名古屋大学ISEE)
13:50–14:10 2022年1月14–16日の磁気嵐とトンガ火山噴火に伴う電離圏変動について
新堀淳樹(名古屋大学ISEE)、大塚雄一(名古屋大学ISEE)、惣宇利卓弥(名古屋大学ISEE)、西岡未知(NICT)、Perwitasari Septi (NICT)、津田卓雄(電気通信大学)、西谷望(名古屋大学ISEE)
14:10–14:30 キャリントン・イベント時のボンベイでの地磁気変動:原典史料分析
早川尚志(名古屋大学)
14:30–14:40 休憩
【座長:藤本晶子(九州工業大学)】
14:40–15:00 イオノグラム画像スポラディックE層エコー自動検出に関する一般物体検出モデルの検討
廣重優(九州工業大学)、藤本晶子(九州工業大学)、阿部修司(九州大学ICSWSE)、池田昭大(鹿児島工業高等専門学校)、吉川顕正(九州大学)
15:00–15:20 宇宙線中性子データベースに関する最近の国際状況
渡邉堯(NICT)、前田麻代(名古屋大学ISEE)
15:20–15:40 宇宙物体軌道の公開データ解析による太陽活動との相関
野澤恵(茨城大学)
15:40–16:00 SOHO eraの大きな磁気嵐について
亘慎一(NICT)、中溝葵(NICT)、海老原祐輔(京都大学RISH)

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2022年1月28日作成,2022年4月13日更新

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