概要
全国共同利用DASH/FBASの2019年度実施分(2019DF)の成果報告会を行った。
目的と具体的な内容
生存圏研究所と生態学研究センターが中心になって運用している全国共同利用DASH/FBASの成果報告会。
2019(平成31)年度も前年に引き続きDASH/FBASのすべてを稼働して全国共同利用の運営に当たった。2019(平成31)年度の共同利用採択課題数は、分析機器利用のみの課題とあわせて13件の利用を受け入れた。この全国共同利用から生まれた各研究課題の成果について発表し、議論を行った。
本シンポジウムは、論文未発表の研究データに加え、国家プロジェクトとして推進中の課題も複数含まれており、知財に絡んだ課題や産業界との共同研究もあることから、関係者以外非公開として行った。
生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献
DASH/FBASにおける分析サブシステムと植物育成サブシステムを利用した全国共同利用を推進し、植物の代謝化学、環境応答、植物微生物相互作用、化学生態学に関するコミュニティーの基礎研究に貢献するとともに、様々な有用遺伝子を用いた高機能性植物の創出に関する応用研究や、微生物代謝産物の研究者コミュニティーの発展に貢献をした。
プログラム
13:00 | 開会の挨拶 |
13:10 | 生化学反応によるリグノセルロースの変換 |
13:25 | 生物高分子合成活性再構成へ向けた基盤構築 |
13:40 | イネリグニン合成パスウェイの改変 |
13:55 | リグナン生合成酵素遺伝子の探索 |
14:10 | 休憩 |
14:15 | 根圏での植物微生物相互作用に関与する植物代謝物の研究 |
14:30 | 生存圏における植物のアレルゲン分子に関する研究 |
14:45 | 大豆、トマト圃場の根圏メタボローム解析 |
15:00 | 脂溶性色素シコニンの生産に関与する遺伝子の機能解析 |
15:15 | ヒルガオ科植物と共生するバッカクキン科真菌間の麦角アルカロイド輸送機構の解明 |
15:30 | 休憩 |
15:45 | 植物プランクトンが産生する細胞外マトリクス組成の解析 |
16:00 | 植物ホルモンの生合成と代謝および情報伝達経路の解明 |
16:15 | LC-IT-TOFを用いた溶存有機物の分析による森林の水質調機能の評価 |
16:30 | 植物培養技術の応用による香料成分高効率生産植物の開発に関する研究 |
16:45 | 閉会の挨拶 |
ポスター PDF ファイル (1 992 840 637 バイト)
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2020年05月11日作成,2020年6月25日更新