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第400回生存圏シンポジウム
耐震性能見える化協会設立記念カンファレンス「負けない木造り」
The 1st Conference on Visualization of Seismic Performance of Wooden Houses

更新日: 2019/08/21

開催日時 2019(令和元)年7月25日(木)14:00–17:30
開催場所 川上総合センター やまぶきホール (奈良県吉野郡川上村大字迫1374-2)
主催者 京都大学生存圏研究所・一般社団法人耐震性能見える化協会
申請代表者 中川貴文 (京都大学生存圏研究所生活圏構造機能分野)
関連ミッション ミッション4 循環材料・環境共生システム
関連分野 生活圏構造機能分野。

概要

木造住宅倒壊解析ソフトウェア「wallstat」の利用に関して、適切な普及促進に関わる事業を行い、建物の地震災害に対する安心・安全の検証・評価につながる様々な活動を実施している。このため、本カンファレンスを開催し、木材利用、木造住宅の耐震性能に関する事例を紹介し、関係者と意見交換を行った。

目的と具体的な内容

一般社団法人耐震性能見える化協会では、木造住宅等の木造建築物の大規模地震時の損傷、倒壊にいたる挙動の解析ソフトウェア「wallstat」の利用に関して、適切な普及促進に関わる事業を行い、建物の地震災害に対する安心・安全の検証・評価につながる様々な活動を実施している。本カンファレンスは木材利用、木造住宅の耐震性能に関する事例を紹介し、関係者と意見交換を行うことを目的として開催した。

第1部では、京都大学生存圏研究所、川上村、吉野かわかみ社中、耐震性能見える化協会の4者の連携協定の調印式を行った。

第2部の基調講演において木材利用研究の第1人者から、開催場所である奈良県川上村をはじめとする、木材生産地域での取り組みの紹介、業界動向、今後の方向性等について解説を行った。

第3部のパネルディスカッションでは、川上村産材の構造材としての利用可能性、木造住宅に関連するソフトウェアの果たす役割等について討議を行った。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

生存圏研究所ミッション4「循環材料・環境共生システム」では生存圏科学に由来するすべての技術を結集して生物本来の構造や機能を理解し、それらを最大限に引き出す多彩な機能性材料の創製、木質材料等を用いた安全・安心な建築技術を開発している。

本カンファレンスの第1部では生存圏研究所と川上村の連携により地域材の建築物における有効利用を推進するための連携協定に関するもイベントであり、第3部のパネルディスカッションでは、その連携協定による成果を目に見える形で消費者に訴えるための方向性について意見交換を行うものである。以上のことから、本カンファレンスの生存圏科学への関わりが深い。

本イベントにより、来場者の意識向上につながり、我が国の木材利用促進、木造住宅等の耐震性能向上に貢献することが期待されます。

プログラム

14:00–14:30 第1部 連携研究協定調印式
京都大学生存圏研究所、川上村、吉野かわかみ社中、耐震性能見える化協会の調印式
14:35–15:20 第2部 基調講演「WOODでGOOD —木づかいのススメ—」
安藤直人(東京大学名誉教授)
15:20–15:30 休憩
15:30–17:30 第3部 パネルディスカッション:「地震に負けない木造り」
パネラー:高橋一禎(一般社団法人吉野かわかみ社中)、星川広和(KIZUKURI開発者)、中川貴文(京都大学生存圏研究所准教授)、安藤直人(東京大学名誉教授)

※カンファレンスの次の日に林業見学会を実施

Symposium-0400
ポスター PDF ファイル (1 428 974 バイト)

Symposium-0400a Symposium-0400b

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2019年6月21日作成,2019年8月21日更新

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