共催: 産総研コンソーシアム持続性木質資源工業技術研究会
後援: 宇治市・日本木材学会
概要
ミッション5の推進と男女共同参画推進の両立を目指し、学内外の7名の講師が講演を行って61名の参加があり、情報発信と収集、連携の機会となった。
目的と具体的な内容
「男女共同参画」と「生存圏の特性向上」を協調して推進するための情報発信、連携促進などを目的とした。私たちの生存圏は最も身近な生活圏をはじめとして、森林圏、大気圏、宇宙圏などが相互に密接に関連しあって成立している。この生存圏の特性向上は生存圏研究所の重要なミッションとして定義されており、これと男女共同参画の両立、さらにはシナジー効果まで発揮出来ることを目指して開催した。
今回はそのスタートとして、下記プログラムに示すとおり各分野でご活躍の7名の講師にお迎えしてお話を伺い、現状整理を行うとともに今後について考える機会とした。
生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献
プログラムに示すように、「木質居住環境の快適性研究~わたしの研究生活と木質科学分野の男女共同参画~」について森林総合研究所の恒次祐子氏、「“木づかいの科学” による社会への貢献」について京都大学の田鶴寿弥子氏、「木質系資源の工業的利用を目指した流動成形技術の開発」について産業技術総合研究所んお関雅子氏、「昆虫vs植物の巧みな化学戦略」について京都大学農学研究科の吉永直子氏、「極域から見た地球環境変動~男女共同参画で変わるフィールド観測~」について京都大学の矢吹正教氏、「発展途上国における自然資源管理をめぐる課題:林野制度の比較から」について筑波大学増田美砂氏が講演を行い、高品位生存圏の形成に向けて情報発信や討論を行うことにより、生存圏科学の発展に貢献するとともに、研究者相互の連携を促進しコミュニティ形成にも貢献した。また、「産総研におけるダイバーシティーの推進~一人ひとりが能力を最大限に発揮できる研究組織を目指して~」について産業技術総合研究所の井出ゆかり氏が講演し、生存圏の特性向上と男女共同参画との両立に関する意見交換や連携の契機を提供することにより、今後の益々の連携促進に貢献した。
プログラム
13:00–13:05 | 開会のあいさつ 京都大学生存圏研究所 渡辺隆司所長 |
13:05–13:35 | 木質居住環境の快適性研究 ~わたしの研究生活と木質科学分野の男女共同参画~ 森林総合研究所 恒次祐子主任研究員 |
13:35–14:05 | “木づかいの科学” による社会への貢献 京都大学生存圏研究所 田鶴寿弥子助教 |
14:05–14:35 | 木質系資源の工業的利用を目指した流動成形技術の開発 産業技術総合研究所 関雅子研究員 |
14:35–15:05 | 昆虫vs植物の巧みな化学戦略 京都大学農学研究科 吉永直子助教 |
15:05–15:25 | 休憩 |
15:25–15:55 | 極域から見た地球環境変動 ~男女共同参画で変わるフィールド観測~ 京都大学生存圏研究所 矢吹正教助教 |
15:55–16:25 | 発展途上国における自然資源管理をめぐる課題:林野制度の比較から 筑波大学生命環境科学研究科 増田美砂教授 |
16:25–16:55 | 産総研におけるダイバーシティの推進 一人ひとりが能力を最大限に発揮できる研究組織を目指して 産業技術総合研究所 井出ゆかり室長 |
ポスター PDF ファイル (370 136 バイト)
ポスター制作: 柳川綾 (京都大学生存圏研究所)
ページ先頭へもどる
2016年9月29日作成,2016年12月27日更新