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第267回生存圏シンポジウム
第11回持続的生存圏創成のためのエネルギー循環シンポジウム
—マイクロ波高度利用と先端分析化学—
第4回先進素材開発解析システム(ADAM)シンポジウム
—マイクロ波高度利用生存圏フラッグシップ共同研究—

更新日: 2015/09/08

開催日時 2014/10/20(月曜日) 13:00–16:50
開催場所 京都大学生存圏研究所 木質ホール3階
主催者 京都大学生存圏研究所
申請代表者 渡辺隆司 (京都大学生存圏研究所)
所内担当者 渡辺隆司・篠原真毅 (京都大学生存圏研究所)
関連ミッション ミッション 2 (太陽エネルギー変換・利用)
ミッション 4 (循環型資源・材料開発)
関連分野 生存圏電波応用分野、バイオマス変換分野、バイオマス形態情報分野、居住圏環境共生分野。

目的と具体的な内容

本シンポジウムは、ミッション 2 の太陽エネルギー変換・利用に関連した生存圏学際領域の開拓のためのシンポジウム、2011(平成23)年度より共同利用を開始した先進素材開発解析システム(Analysis and Development System for Advanced Materials, 以下 ADAM と略)の成果報告シンポジウム、フラグシップ共同研究「バイオマス・物質変換のためのマイクロ波高度利用共同研究」の研究成果報告と今後の活動指針を議論する目的で企画開催したものである。ADAM は、マイクロ波加熱を用いた新材料創生、木質関連新材料の分析、その他先進素材の開発と解析などに用いられ、ミッション 2 の太陽エネルギー変換・利用、ミッション 4 の循環型資源・材料開発に貢献する先端設備である。これまで実施してきた持続的生存圏創成のためのエネルギー循環シンポジウムに加えて、ADAM 共同利用の意義とマイクロ波高度利用生存圏フラッグシップ共同研究の研究成果、目的を紹介することにより、これらが三位一体となった共同利用・共同研究活動を円滑に進展させることを目的とした。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

生存圏フラッグシップ共同研究「バイオマス・物質変換のためのマイクロ波高度利用共同研究」の成果発表、ADAM 共同利用の紹介と成果発表、ミッション 2 の成果発表を合体させることで、研究所の設備や人材を資源とする共同利用・共同研究を発展させる目標が明確化した。これにより、エネルギーのベストミックスや新素材創成、マイクロ波高度利用に寄与する学際・融合プロジェクトが発展すると期待される。本シンポジウムはこれらの分野の関連研究者の情報交換を促進する場としての役割を担うと同時に、ADAM 共同利用の発展にも寄与した。

プログラム

13:00–13:10 開会の辞
篠原真毅 (京都大学生存圏研究所)
   先端分析化学・生物機能
13:10–13:50 招待講演「植物細胞壁から採るバイオカーボン」
斎藤幸恵 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
13:50–14:30 招待講演「古タンパク質の構造安定性と分析可能性 ~質量分析による検討~」
河原一樹 (大阪大学大学院薬学研究科)
14:30–15:10 招待講演「海洋由来バクテリアのリグニン分解酵素」
大田ゆかり (海洋研究開発機構海洋生命理工学研究開発センター)
15:10–15:30 講演「イエシロアリ病原菌忌避行動における菌由来ーネストメイト由来揮発性物質間に見られる相互作用」
柳川綾 (京都大学生存圏研究所)
 
15:30–15:45 休憩
 
   マイクロ波高度利用
15:45–16:25 招待講演「マイクロ波による液体材料の加熱と理論的解釈」
杉山順一 (産業技術総合研究所ナノシステム研究部門)
16:25–16:45 講演「マイクロ波による震災瓦礫中アスベスト処理プロジェクトの成果」
篠原真毅 (京都大学生存圏研究所)
16:45–16:50 閉会の辞
渡辺隆司 (京都大学生存圏研究所)
Symposium-0267   ポスター PDF ファイル (1 205 331 バイト)

 

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