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第250回生存圏シンポジウム
ナノセルロースシンポジウム2014

更新日: 2015/09/08

開催日時 2014/03/25(火曜日) 12:30–17:40
開催場所 京都テルサ テルサホール (京都市南区東九条下殿田町70番地 京都府民総合交流プラザ内)
主催者 京都大学生存圏研究所、京都市産業技術研究所、京都大学産官学連携本部
申請代表者 矢野浩之 (京都大学生存圏研究所生物機能材料分野)
関連ミッション ミッション 4 (循環型資源・材料開発)
関連分野 生物機能材料分野。

後援: (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構、経済産業省近畿経済産業局、(一財)バイオインダストリー協会、(公社)新化学技術推進協会、(一社)日本有機資源協会、(一社)西日本プラスチック製品工業協会、(公財)京都高度技術研究所

詳細情報

http://vm.rish.kyoto-u.ac.jp/W/LABM/sympo2014mar25

目的と具体的な内容

セルロースナノファイバーに関する最新の情報提供とバイオナノマテリアル関連のコミュニティ形成を目的として、今回のシンポジウムでは、京都大学生存圏研究所で 15 年に渡り行ってきたセルロースナノファイバー材料研究を総括し、本材料の「攻めどころ」や「開発研究のツボ」を掘り下げた。また、経済産業省から、事業化促進のための『ナノセルロースフォーラム』設立に関する特別講演やサンプル提供を開始した民間企業、 応用研究をすすめる大学等公的研究機関からの講演があった。18 機関によるパネル展示も同時開催した。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

セルロースナノファイバーの製造や利用に関わる最新の技術、事業化に向けた取り組みに興味を持つ幅広い分野から 532 名の参加者があった。その内の約8割は、製紙産業、化学産業、木材・木質材料産業、繊維産業、エレクトロニクス産業、自動車産業、家電産業、住宅産業、高分子成形加工業、食品産業、等々、産業界からの参加であった。セルロースナノファイバー材料がバイオマス由来の大型産業資材として、様々な分野から注目されていることがわかる。これまで 11 回にわたりセルロースナノファイバーの製造と利用に関する生存圏シンポジウムを開催してきたが、ここ数年は、常時 400 名を越える参加者があり、今回は、それをさらに上回る参加者を得たことで、生存圏フラッグシップ共同研究として進めている、バイオナノマテリアル関連のコミュニティ形成に大きく貢献しているといえる。

プログラム

12:30 開会挨拶 
 
   研究総括
12:35 京都大学生存圏研究所におけるセルロースナノファイバー研究のこれまでとこれから
京都大学生存圏研究所 矢野浩之
 
   特別講演
13:20 「ナノセルロースフォーラム」の設立 —ナノセルロースの実用化に向けて?
経済産業省製造産業局紙業服飾品課長 渡邉政嘉
 
   一般講演
13:40 セルロースナノファイバーによるゴムの補強
兵庫県工業技術センター 長谷朝博
14:00 ミカン搾汁残渣に含まれるセルロースナノファイバーの分離
愛媛大学 秀野晃大
14:20 セルロースナノファイバーの電子デバイスへの応用
大阪大学産業科学研究所 能木雅也
 
14:40 展示・休憩
 
15:10 透明紙の開発
日本製紙(株) 伊達 隆
15:30 セルロースシングルナノフィバーからなる増粘剤の開発
第一工業製薬(株) 神野和人
15:50 セルロースナノファイバーの開発
中越パルプ工業(株) 田中裕之
16:10 ナノセルロースを用いたガスバリア紙の開発
大王製紙(株) 大川淳也
16:30 セルロースナノファイバー複合材料の成形技術開発
(株)日本製鋼所 時久昌吉
16:50 セルロースナノファイバーによる樹脂高機能化
王子ホールディングス(株) 野一色泰友 
 
17:10 閉会・展示
17:40 閉場

 

ナノセルロース パネル展示

スギノマシン(株)、増幸産業(株)、吉田機械興業(株)、第一工業製薬(株)、中越パルプ工業(株)、大王製紙(株)、日本製紙(株)、王子ホールディングス(株)、星光PMC(株)、トクラス(株)、東京大学農学生命科学研究科、京都大学生存圏研究所生物機能材料分野、京都大学化学研究所高分子材料設計化学研究領域、大阪大学産業科学研究所セルロースナノファイバー材料研究分野、鳥取大学工学部応用化学講座、産業総合技術研究所バイオリファイナリー研究センター、京都市産業技術研究所、あいち産業科学技術総合センター、他  (順不同)

 

Symposium-0250 Symposium-0250
ちらし PDF ファイル (2 010 890 バイト)

 

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