目的・内容
宇宙太陽発電システム (SPS) シンポジウムは太陽発電衛星研究会の年 1 回のシンポジウムである。本研究会は、ミッション 2 の太陽エネルギー変換・利用を直接推進している、文系の分野も含めた総合的な、全国規模の組織である。本年は本所が主催し、第 1 日目の企画講演は、基本計画に SPS が明記されたのを機に『宇宙基本計画と SPS のこれから』と題し、松本京大総長の基調講演と政府機関を含む関係者の講演があった。第 2 日は SPS システム、サブシステム、無線電力伝送に関する一般講演である。熱気ある議論が行われた。
プログラム
11月13日(金)
13:30–13:35 | 主催者挨拶 橋本弘藏 |
13:35–13:40 | 会長挨拶 高野 忠 |
13:40–17:45 | 企画講演 『宇宙基本計画とSPSのこれから』 司会:橋本弘藏(京都大学) |
13:40–14:30 | 京都大学総長 松本紘 |
14:30–14:50 | 内閣官房宇宙開発戦略本部事務局参事官 宮本正 |
14:50–15:10 | 経済産業省製造産業局宇宙産業室長 金子修一 |
15:10–15:20 | 文部科学省研究開発局宇宙開発利用課 梅原弘史 |
15:20–15:40 | JAXA 理事 小澤秀司 |
16:00–16:20 | JAXA/ISAS 佐々木進 |
16:20–16:40 | 京都大学生存圏研究所 篠原真毅 |
16:40–17:40 | ディスカッション |
11月14日(土)
SPS サブシステム
09:30–11:45 6件 座長 小紫公也(東京大学)
- SSPS 用高電圧ケーブルでの繰り返し放電に関する研究、貞包悠佑(九州工業大学)他
- 宇宙機用薄膜太陽発電システムの研究と SPS への応用、田中孝治(JAXA/JSAS)他
- ビームエネルギー推進による SPS 輸送コスト評価、嶋村耕平(東京大学)他
- SPS 用大型パネルの展開と面精度維持のための基礎実験、山口哲史(東工大)他
- 宇宙太陽光利用システム(SSPS)の大型構造物組立技術の検討状況、藤田辰人、佐々木進(JAXA)
- 軽量・高強度・低熱膨張セルロースナノファイバーの宇宙空間利用について、矢野浩之(京大生存研)他
無線電力伝送
13:00–14:40 5件 座長 篠原真毅(京大生存研)
- 能動位相配列アンテナ APAA のプロジェクト開発と SPS スペーステナへの拡張、高野忠(JAXA/ISAS)他
- 飛行船実験を通じたマグネトロン送電システムの重量に関する一考察、三谷友彦(京大生存研)他
- マイクロ波の植物世代交代に与える影響調査、戸田義継、村上寛、岩田敏彰、阿部宣之(産総研)
- 植物へのマイクロ波照射実験 (3)、村上寛、岩田敏彰、阿部宜之、戸田義継(産総研)他
- SPS に関する ITU での活動報告、橋本弘藏(京大生存研)藤田辰人(JAXA)
SPS システム
15:00–16:40 5件 座長 田中孝治(JAXA/ISAS)
- 「USEF における SSPS 検討活動と今後の展望」、齊藤孝、布施嘉春、三原荘一郎、伊地智幸一(USEF)
- 宇宙基本法・宇宙基本計画と一般成人の SSPS に対する意識、長山博幸(三菱総合研究所)他
- 未来構想「月太陽発電ルナリング」と技術、吉田哲二(シー・エス・ピー・ジャパン)他
- 「日本が造るべき有人ロケット」、パトリック コリンズ(麻布大学)
- なぜ、宇宙旅行は実現できていないか? 実現に必要なものは何か? 小谷知己(日本宇宙旅行協会)他
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ポスター PDF ファイル (645 775 バイト) |