目的・内容
居住圏劣化生物飼育棟 (DOL) および生活・森林圏シミュレーションフィールド (LSF) における 1 年間の国内外との共同利用研究成果を報告することを通じて研究者コミュニティーの連携を図るとともに、研究の深化および新規テーマの発掘を目指した。また、DOL 海外アドバイザーである Brian Forschler 氏による「シロアリ防除法の現状」に関する特別セミナーでは知識と経験を共有する重要性が説かれた。
プログラム
13:00–13:10 |
開会の挨拶 |
13:10–14:10 |
DOL 7 研究課題の発表(各8分)
- 蟻害を受けた木質部材の残存耐力に関する実験的研究
京都大学生存圏研究所 森拓郎
- 天然成分等を活かした新しい木材保存剤の開発
徳島県立農林水産総合技術支援センター森林林業研究所 津司知子
- 木材の生物劣化の非破壊診断技術の開発
京都大学大学院農学究科森林科学専攻 奥村正悟
- 生物劣化による木材の強度補強方法の研究
工学院大学工学部建築学科 宮沢健二
- 廃食用油を用いたリサイクル型木材保存剤の開発(室内試験による防蟻性能の迅速推定評価)
富山県林業技術センター木材試験場 栗崎宏
- 乾材シロアリによる木材の分解機構の解明と糖分解酵素の阻害剤を用いたシロアリ防除法の開発
京都大学大学院農学研究科地域環境科学専攻 東順一
- 木材腐朽菌の遺伝資源データベース構築
高知工科大学工学部物質・資源システム工学科 堀澤栄
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14:10–14:20 |
休憩 |
14:20–15:50 |
LSF 10 研究課題の発表(各8分)
- 床下設置用防蟻板の野外性能評価
京都大学生存圏研究所 吉村剛
- オビスギ品種材のシロアリ抵抗性
宮崎大学農学部生物環境学科森林科学講座 雉子谷佳男
- 環境に配慮した木材保存技術の開発
奈良県森林技術センター 伊藤貴文
- 蟻害を受けた木質部材の残存耐力に関する実験的研究
京都大学生存圏研究所 森拓郎
- 亜熱帯産広葉樹の成分活用による環境共生型資材の開発
鹿児島県林業試験場 森田慎一
- ノンケミカルな調湿材および断熱材を用いた住宅床下の防蟻効果の検証
秋田県立大学木材高度加工研究所 栗本康司
- 高知県産スギ材の耐久性能(特に黒心)
高知県立森林技術センター 松岡良昭
- 表面処理したエクステリアウッドの耐久性評価
独立行政法人森林総合研究所 木口実
- スギ精油を混入した防蟻断熱材の開発
宮崎県木材利用技術センター 藤本英人
- 非接地 非暴露条件下での保存処理、未処理木質材料の野外試験
鹿児島大学農学部 服部芳明
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15:50–16:00 |
休憩 |
16:00–17:00 |
LSF 7 研究課題の発表(各8分)
- 廃食用油を用いたリサイクル型木材保存剤の開発(室内試験による防蟻性能の迅速推定評価)
富山県林業技術センター木材試験場 栗崎宏
- 合成木材の野外耐久試験
山梨県森林総合研究所 小澤雅之
- 加圧注入用薬剤および高耐久性樹種の長期耐久性試験
独立行政法人森林総合研究所 大村和香子
- 木材の生物劣化の非破壊診断技術の開発
京都大学大学院農学究科森林科学専攻 奥村正悟
- 新しい住宅断熱工法に対応した物理的防蟻材料の開発
東洋大学工学部建築学科 土屋喬雄
- ねこ部材による床下環境の改善とその防蟻性能
工学院大学工学部建築学科 宮澤健二
- 森林生態系における土壌動物群集の機能解明
京都大学大学院農学研究科 武田博清
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17:00–17:10 |
休憩 |
17:10–17:25 |
Brian Forschler氏による特別セミナー “Termite problems and management practices —the importance of sharing experience and in each country” |
17:25–17:30 |
閉会の挨拶 |
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