目的・内容
バイオナノファイバーは、植物資源を用いた新たな材料であり、現在では、鋼鉄に匹敵する強度やガラス並みの低熱膨張を有する高植物度ナノコンポジットが開発されるまでになってきている。また、安価で安定した品質のバイオナノファイバーの製造技術、高強度のセルロース材料の開発等、世界初の開発は京都地域を中心に展開してきている。本シンポジウムは、大型新材料としての展開のきっかけの場を提供することを目的として、財団法人京都高度技術研究所、京都市、京都バイオ産業技術フォーラム、京都バイオ産業創出支援プロジェクトとの共催で、バイオナノファイバーに関する先端研究開発と工業製品への応用の状況について発表した。
プログラム
13:30–13:45 | 開会
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13:45–14:25 | 基調講演 「植物で創る自動車 —循環型社会の実現に向けて—」 トヨタ車体(株) 技監 塩見正直氏 |
14:25–15:25 | 「The potential for new cellulose nanocomposites」 スウェーデン王立工科大学 Prof. Lars Berglund(ラーシュ バーグラント)氏 |
15:25–15:35 | 休憩 |
15:35–16:15 | 「バイオナノファイバーの特徴とその利用」 京都大学生存圏研究所 教授 矢野浩之氏 |
16:15–16:55 | 「竹繊維ナノファイバーの特長と高植物度ナノコンポジッドの開発」 京都市産業技術研究所工業技術センター 研究部長 北川和男氏 |
16:55–17:15 | 「バイオナノファイバーに対する期待」 (財)化学技術戦略推進機構 (JCII) 常務理事戦略推進部長 染宮昭義氏 |
17:15–17:20 | 閉会
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ポスター PDF ファイル (5 010 136 バイト) ポスター制作: 熨斗千華子 (京都大学) |