目的・内容
2005(平成 17)年度から新たに全国共同利用化された京都大学生存圏研究所居住圏劣化生物飼育棟 (DOL) および生活・森林圏シミュレーションフィールド (LSF) の採択研究、それぞれ 13 および 12 課題の成果概要に関する発表を行なった。あわせて、現在実施している国際共同研究の一部を外国人共同研究者に紹介してもらい、今後の全国・国際共同利用研究の進め方について意見を交換した。
プログラム
9:30– 9:35 |
開会のあいさつ (角田邦夫 DOL 専門委員会委員長) |
9:35–11:00 |
DOL共同利用研究課題13件の発表 (括弧内は研究代表者)
- 新しい住宅断熱工法に対応した物理的防蟻材料の開発
(東洋大学工学部: 土屋喬雄)
- 日本産地下シロアリの行動に及ぼす気流の影響
(工学院大学建築学科: 宮澤健二)
- イエシロアリの原産地特定を目的とした各地産同種巣内の好白蟻性昆虫・好白蟻巣性昆虫の棲息調査
(日本大学生物資源科学部: 岩田隆太郎)
- エクステリア部材として使用される各種輸入木材および合成木材の耐久性について
(山梨県森林総合研究所: 小澤雅之)
- 廃食用油を用いたリサイクル型木材保存剤の開発
(富山県林業技術センター木材試験場: 栗崎宏)
- 環境に配慮した木材保存技術の開発
(奈良県森林技術センター: 伊藤貴文)
- 天然成分等を活かした新しい木材保存剤の開発
(徳島県立農林水産総合支援センター森林林業研究所: 杉浦猛)
- フィンランド産心持ちオウシュウアカマツ人工乾燥材の保存処理と生物劣化抵抗性
(高知大学農学部: 金川靖)
- 木材腐朽菌の遺伝子資源データベースの構築
(高知工科大学工学部: 堀澤栄)
- 高知県産スギ材の耐久性能 (特に黒心材について)
(高知県立森林技術センター: 松岡良昭)
- 木材の生物劣化の非破壊診断技術の開発
(京都大学大学院農学研究科: 奥村正悟)
- 乾材シロアリによる木材の分解機構の解明と糖分解酵素の阻害剤を用いたシロアリ防除法の開発
(京都大学大学院農学研究科: 東順一)
- ヒラタキクイムシによる木材食害様式の明確化
(生存圏研究所: 今村祐嗣)
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11:00–12:20 |
LSF共同利用研究課題12件の発表 (括弧内は研究代表者)
- ノンケミカルな調湿材および断熱材料を用いた住宅床下の防蟻効果の検証
(秋田県立大学木材高度加工研究所: 栗本康司)
- 木酢・パラフィン注入処理した外装用アカマツ板材の耐久性評価
(岩手大学農学部: 沢辺攻)
- 表面処理したエクステリアウッドの耐久性評価
((独)森林総合研究所: 木口実)
- 加圧注入用薬剤および高耐久性樹種の長期耐用性試験
((独)森林総合研究所: 大村和香子)
- 新しい住宅断熱工法に対応した物理的防蟻材料の開発
(東洋大学工学部: 土屋喬雄)
- ねこ部材による床下環境の改善とその防蟻性能
(工学院大学建築学科: 宮澤健二)
- 廃食用油を用いたリサイクル型木材保存剤の開発
(富山県林業技術センター木材試験場: 栗崎宏)
- 環境に配慮した木材保存技術の開発
(奈良県森林技術センター: 伊藤貴文)
- 非接地・非暴露条件下での保存処理、非処理木質材料の野外試験
(鹿児島大学農学部: 田中千秋)
- 木材の生物劣化の非破壊診断技術の開発
(京都大学大学院農学研究科: 奥村正悟)
- 森林の分解者及び消費者の生態系おける役割に関する生態学的研究
(京都大学大学院農学研究科: 武田博清)
- 床下設置用防蟻板の野外性能試験
(生存圏研究所: 吉村剛)
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12:20–12:30 |
オーストラリア CSIRO 昆虫学部門 Michael Lenz 博士による DOL と LSF を用いた国際共同利用研究の紹介 |
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