目的・内容
人間生活圏の基盤をなす木質系構造物の安全を確保するためには、その構造設計のプロセスが専門家によって明確に確認できるものでなければならない。しかし、耐震強度偽装問題の追求過程で明らかになったように、現在の構造設計は膨大なコンピュータ出力の羅列が多く、何処に重要なチェックポイントが存在し、またどのような理論的根拠に基づいてそのような数字が導出されたのかが直ぐには分からない仕組みとなりつつある。このような傾向は木質構造の構造設計においても同様であり、木質構造の構造設計が実際どのように行われているのかを明らかにすることは、現在の社会的情勢からも重要である。
本シンポジウムでは、我国の木質構造を支えている会員を多く持つ木質構造研究会と協賛し、この問題に造詣の深いベテラン設計士を始め、新たに木質構造の分野に挑戦する新進気鋭の設計士まで、4 名の実務家より木質構造の構造設計の現状について話題提供を受け、研究者の課題も含め問題点を検討する。
プログラム
進行係: 森拓郎 (京都大学生存圏研究所) | |
13:00–13:10 | 挨拶 生存圏研究所 川井秀一所長 |
13:10–14:00 | 全国共同利用施設としての木質材料実験棟の紹介および研究所内見学 担当: 小松、森、瀧野他 |
14:00–14:30 | 休憩 |
14:30–17:30 | シンポジウム 「木質構造設計実務と研究課題」 |
パネラー
コーディネイター
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17:30–17:40 | 閉会の辞 安藤直人(東京大学大学院) |
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ポスター PDF ファイル (4 563 130 バイト) ポスター制作: 熨斗千華子 (京都大学) |