聴講希望の方は、下記Zoom参加登録用アドレスからご登録ください。
https://kyoto-u-edu.zoom.us/meeting/register/O4INDm-2RRi36AFSUU1Hfg

要旨

一般的に、貧栄養な環境に成立する木は樹高が低く、成長速度が遅くなる半面、病害虫などからの攻撃に対する防御力を高めます。東南アジアのマレーシアとブルネイには、貧栄養な泥炭土壌にShorea albidaが優占する熱帯泥炭湿地林が成立しています。この森林では、多くの大木で幹に樹洞(うろ)があり、幹折れも頻発しています。樹洞の原因の一つである心材腐朽は、ストレスの多い環境で、防御力が落ちた劣勢木や老齢木に多いと考えられてきました。では、樹洞のあるS.albida 達は瀕死の状態なのでしょうか?現地で計測した樹洞木の形態的な特徴から、これらの木の成長特性に関する仮説を紹介します。
印刷用PDFファイル | ページ先頭へもどる
2025年10月30日作成


