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要旨
侵略的外来種問題は近年深刻化の一途をたどり、その侵略成功要因や環境への影響を明らかにすることは喫緊の課題である。近年、植物-微生物間相互作用が侵略種の動態及び生態系サービスに大きく影響することが知られてきた。本セミナーでは、日本原産であり、アメリカフロリダ州にて侵略的であるマンリョウ(Ardisia crenata)を題材として、(1)マンリョウに付随する微生物群集の原生地-侵略地間の違い、(2)マンリョウ個体群の密度の変化が土壌微生物群集に与える影響を調べた研究を紹介する。また現在進行中である、外来種由来の二次代謝産物が土壌微生物群集に与える影響に関する研究についても概説する。
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2024年11月5日作成