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第317回定例オープンセミナー
電解反応を用いたリグニンの環境調和型分解反応系の開発

更新日: 2024/10/18

開催日時 2024/10/30(水曜日)
発表者 謝 冰(生存圏研究所・ミッション専攻研究員)
関連ミッション ミッション2 太陽エネルギー変換・高度利用
ミッション5 高品位生存圏
Keyword バイオリファイナリー、リグニン、バイオミメディクス、メディエーター、電解反応

聴講希望の方は、下記Zoom参加登録用アドレスからご登録ください。
https://kyoto-u-edu.zoom.us/meeting/register/tJwtcuiorTguGNWJbxDD6KEubaVDTynI8mSD


要旨

リグニンは木質バイオマスの主要成分の一つであり、地球上で最も豊富な芳香族ポリマーとして、プラスチックや医薬品などの原料となる芳香族化合物の生産への利用が期待されています。しかし、その複雑で難分解性の芳香族高分子構造ゆえに、温和な条件下での高効率的な分解は大きな課題となっています。自然界では、白色腐朽菌が低分子化合物をメディエーターとして、リグニンを常温常圧下で効率よく分解する酵素反応を起こします。本発表では、この自然のメカニズムに着想を得て開発された電解メディエーターシステム(EMS)に焦点を当て、リグニンの酸化分解反応に関するこれまでの研究成果と、新たな分解反応系の開発に向けた最新の取り組みについてお話します。

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2024年10月16日作成

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