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第553回生存圏シンポジウム
中間圏・熱圏・電離圏研究会 
Mesosphere, thermosphere, and ionosphere Workshop

更新日: 2025/08/22

開催日時 2025/09/18(木曜日)
開催場所 電気通信大学およびオンライン
主催者 名大 ISEE/極地研/京大 RISH/ROIS-DS 共同主催
申請代表者 藤本 晶子(九州工業大学)
所内担当者 横山 竜宏(生存圏研究所)
世話人 中田 裕之(千葉大学)
藤本 晶子(九州工業大学)
髙橋 透(電子航法研究所)
田中 良昌(国立極地研究所)
垰 千尋(情報通信研究機構)
西山 尚典(国立極地研究所)
津田 卓雄(電気通信大学)

主題

中間圏・熱圏・電離圏(他の領域も含む)に関するサイエンス発表

概要

中間圏・熱圏・電離圏 (Mesosphere, Thermosphere and Ionosphere; MTI)領域は、太陽や宇宙からの粒子及び電磁エネルギーの流入による影響に加え、下層大気から伝搬する大気波動などによって激しく変動する領域である。
 また、同領域は、衛星測位に対する誤差要因など現代の社会基盤維持といった応用的な観点からも注目が高まっている。本研究集会は、上記のような MTI 領域の特徴を意識し、この領域で生じている物理・化学過程の理解を深めること、および他の研究領域や社会への応用を俯瞰的に捉えることを目的とする。
 昨年度に引き続き、MTI コミュニティ全体としての更なる活性化をはかるためにシニアと若手研究者の交流促進を目的とし、世代を超えた議論を行う場を提供することを予定している。また、地球だけでなく他惑星に関連した MTI 分野の発表の取り入れることで、比較惑星学的見地に基づく広い意味での MTI 結合過程の理解を深める。

目的および内容

中間圏・熱圏・電離圏(Mesosphere, Thermosphere and Ionosphere; MTI)領域は、相互に密接に結びつき、特に、電離圏の変化は太陽系空間からの影響と下層大気の擾乱に起因するエネルギーの流入によって引き起こされる。そして、衛星測位や次世代衛星通信サービスといった宇宙インフラの維持といった応用的な観点からも注目されている。本研究集会は、 MTI 領域の特徴を意識し、この領域で生じている物理・化学過程の理解を深めること、および他の研究領域や社会への応用を俯瞰的に捉えることを目的とする。2025 年度研究集会もこれまでと同様に、MTI 分野の学生・若手研究者の育成の観点から、彼ら自身による最新の研究成果発表と質疑応答の場を提供し、MTI 分野と関連する他分野への視野を広げる契機とすることも目的としている。MTI 現象の数理モデルや計測機器開発・計画に加えて、観測の高度化に伴う大規模データ処理に関連した機械学習の応用など、地球および他惑星に関連するMTI 分野と工学・情報工学分野との分野横断型研究について積極的に議論・検討を行う。
 MTI 分野と密接な関わりを持つ研究集会「STE 現象報告会」「超小型衛星を利用した超高層大気研究の将来ミッションの検討」「太陽地球系物理学分野のデータ解析手法、ツールの理解と応用に関する研究集会」と共同開催することにより、1.太陽地球環境の概況と現象の理解、2.太陽地球環境データ処理技術の習得とその問題解決、3.太陽地球大気環境変動に関するサイエンス成果創出を目指す。なお4 集会で4 日間の日程で実施する。

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2025年4月7日作成/8月22日更新

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