Research Institute for Sustainable Humanosphere

共同研究

2013(平成25) 年度 生存圏科学 ミッション研究 9

研究課題

原子力施設における物質移流拡散予測のためのウィンドプロファイラーによる大気安定層観測

研究組織

 代表者 児玉安正 (弘前大学理工学研究科)
 共同研究者 石田祐宣 (弘前大学理工学研究科)
橋口浩之 (京都大学生存圏研究所)
古本淳一 (京都大学生存圏研究所)
佐々木耕一 (日本原燃株式会社 環境管理センター)
関連ミッション
  • ミッション 1 (環境計測・地球再生)

研究概要

青森県六ヶ所村には原子燃料サイクル施設があり、再処理工場の稼働後には、気体状放射性物質が主排気筒より放出される。六ヶ所村では、夏に背の低い冷涼な偏東風であるヤマセがしばしば観測される。ヤマセはその上端に強い安定層(地表面から離れた安定層であり、上層安定層と呼ぶ)を伴う特徴があり、これが再処理工場の主排気筒のすぐ上に出現すると、放出された放射性物質の上方への拡散が安定層により妨げられ、通常と比較して地上の濃度が増加する可能性がある。我々は、平成 22 年 10 月にウィンドプロファイラーを六ヶ所村に設置し、連続観測を開始した。本研究では、原子力施設で十分なモニタリングがなされていなかった上層安定層に着目し、その実用的な観測手段として有望なウィンドプロファイラーにより、大気境界層の長期継続観測を行い、上層安定層の出現特性を調べるとともに、GPS ラジオゾンデによる特別集中観測を実施する。本研究の目的は、六ヶ所村における陸上のヤマセの鉛直構造の理解、上層安定層観測のためのウィンドプロファイラーの有効性の確認と検討、大気モデルを使った物質輸送シミュレーションに対するウィンドプロファイラー観測のインパクトの検討である。

児玉安正: 2013(平成25)年度 生存圏ミッション研究排気筒から放出される物質の拡散に及ぼす安定層の影響

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2013年7月25日作成

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