Research Institute for Sustainable Humanosphere

共同研究

2013(平成25) 年度 生存圏科学 ミッション研究 7

研究課題

複数のリモートセンシング機器を用いた大気汚染物質の動態把握に関する研究

研究組織

 代表者 久世宏明 (千葉大学環境リモートセンシング研究センター)
 共同研究者 矢吹正教 (京都大学生存圏研究所)
眞子直弘 (千葉大学環境リモートセンシング研究センター)
齊藤隼人 (千葉大学融合科学研究科)
関連ミッション
  • ミッション 1 (環境計測・地球再生)

研究概要

本研究課題では、汚染物質の時空間変動を把握するためのリモートセンシング複合観測を提案する。今までに大気物質の分布を計測する多様なリモートセンシング機器が開発されているが、導出される物理値が解析手法や仮定するパラメータに依存するため、定量的な取り扱いには課題があった。一方で、個々の計測だけでは、十分な定量性を確保できないものでも、複数の機器による観測結果を合わせて統合的に判断すれば、推定される物理値の精度向上に繋がる可能性がある。本研究では、千葉大学環境リモートセンシング研究センターと京都大学生存圏研究所が所有するライダーシステムを中心に、エアロゾル粒子や微量気体の情報を抽出するその他のリモートセンシング・直接計測を組み合わせた観測の有用性を評価し、大気汚染物質の動態把握に適用することを目的とする。大気汚染は、健康被害等の直接的な影響がある人間生活圏だけでなく、植物への毒性や放射強制を介した気候変動など森林圏や大気圏も含む生存圏の持続可能な発展を考える際の重要な要素となる。本研究で目指す大気汚染物質分布の正確な把握は、生存圏環境の現状と変動要因の理解に貢献できると期待される。

久世宏明: 2013(平成25)年度 生存圏ミッション研究千葉大ADCL(atmospheric data collection lidar)の概要。ADCLは、エアロゾルと雲の複合的リモートセンシング計測を行うため、(i)散乱体の粒径情報や形状が計測可能な多波長計測装置、(ii)面的・立体的な計測が可能なPPI (Plan Position Indicator)モード計測装置、(iii)ライダー計測の地上校正値を提供する地上エアロゾル計測装置の3要素で構成されている。

ページ先頭へもどる
2013年7月30日作成

一つ前のページへもどる