研究課題
科学衛星における電磁適合性(EMC: ElectroMagnetic Compatibility)に関する研究
研究組織
代表者 | 小嶋浩嗣 (京都大学生存圏研究所) |
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共同研究者 | 早川基 (宇宙航空研究開発機構) 高島健 (宇宙航空研究開発機構) 松岡彩子 (宇宙航空研究開発機構) 齋藤義文 (宇宙航空研究開発機構) 平原聖文 (東京大学理学研究科) 笠羽康正 (東北大学理学研究科) 八木谷聡 (金沢大学理工研究域) 中澤暁 (宇宙航空研究開発機構) 上田義勝 (京都大学生存圏研究所) |
関連ミッション |
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研究概要
宇宙空間において電場、磁場という場の量を測定する観測機器にとっては、その観測データ品質を向上させるために、電磁適合性(Electromagnetic compatibility)の考え方は非常に重要である。一方で、衛星の場合、大量生産品の装置が搭載されているわけではなく、その都度開発されたり、外国の製品を購入してきて利用したり、ということが行われるため、EMC の考え方が導入されづらい環境にある。現在まで、科学衛星における EMC は、場当たり的な対処を行いつつ打ち上げまでもっていくというやり方に近く、EMC を意識したシステムレベルでの装置仕様・設計に対する体系化が必要となっている。また、そのノイズ計測手法・センサー技術の向上も重要である。本研究では、現在実際に進行しつつある BepiColombo 衛星における EMC 計測とそのノイズ発生解析を繰り返しながら、ノイズ発生メカニズムとそれに対する対処法の体系化に対する研究を行う。一方で、科学衛星の EMC 計測に特化した小型の EMC 計測センサーの開発にも取り組む。
EMC 計測を行う生存圏研究所電磁シールドルーム
EMC 磁界ノイズ測定
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2010年7月30日作成