Research Institute for Sustainable Humanosphere

共同研究

2009(平成21) 年度 生存圏科学 ミッション研究 5

研究課題

樹木の遺伝子型・表現型多様性が節足動物群集と生態系機能に果たす役割の解明

研究組織

 代表者 大串隆之 (京都大学・生態学研究センター)
 共同研究者 矢崎一史 (京都大学・生存圏研究所)
原田英美子 (京都大学・生存圏研究所)
加賀田秀樹 (京都大学・生態学研究センター)
内海俊介 (京都大学・生態学研究センター)
関連ミッション
  • ミッション 1 (環境計測・地球再生)

研究概要

生態系のプロセスは、生産過程・消費過程・分解過程に区分される。一方、これらの生態系プロセスは生物群集の構造に大きく依存している。近年、陸上生態系の基盤生物である植物の遺伝子型・表現型多様性が、それぞれの生態系プロセスと生物群集の構造の決定に重要な役割を果たす可能性が示唆されている。また、生産・消費・分解の各生態系プロセスは互いに密接な関係で繋がっており、植物の遺伝子型・表現型多様性の効果は、生産-消費-分解のプロセスを経て再び植物にフィードバックする可能性がある。しかし、このような生物多様性の各要素と植物に依存した群集構成および生態系プロセスの関係についての研究は皆無である。

本研究の目的は、樹木に依存した節足動物群集の構造と、それに基づく生態系プロセスにおける樹木の遺伝子型・表現型多様性の果たす役割について、実験圃場に導入したジャヤナギを材料として検証することである。本研究は、遺伝子型・表現型・生物間相互作用・群集構造・生態系機能というこれまで異なる研究分野で扱われてきた課題を有機的に結び付けることにより、樹木の遺伝子型・表現型多様性が、生物多様性を生み出す生物群集の構造と生態系機能に果たす役割を総合的に理解する、新たな研究アプローチを確立する試みでもある。

大串隆之 2009-05

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2009年10月6日作成

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