Research Institute for Sustainable Humanosphere

2017(平成29)年度 生存圏科学 萌芽研究 6

研究課題

根滲出物の樹種特異性の解明~野外測定での定量化を目指して~

研究組織

 代表者 牧田直樹(信州大学理学部)
 共同研究者 杉山暁史(京都大学生存圏研究所)
鈴木史郎(京都大学生存圏研究所)
谷川東子(森林総合研究所)
関連ミッション
  • ミッション1 環境診断・循環機能制御

研究概要

本研究が着目する樹木根の滲出物は、生理活性のある有機化合物質を土壌環境に与え、植物種の成長や定着、分解微生物の相や機能および無機イオンの可給性に影響を与える。根の滲出物には、アミノ酸・有機酸・フェノール酸・タンニン・テルぺノイドなど様々な一次・二次代謝産物が含まれている。先行研究では、根の滲出物の量および組成は、植物の種によって変化することが知られている。この事実は、生育する植物が、その場の土壌環境を駆動していることを示唆している。しかしながら、植物―土壌の相互作用における樹種の効果や、放出量および組成の効果の定量化はほとんど報告されていないのが現実である。昨年度の我々の取り組みから、野外に生育する樹木根系の滲出物を採取する手法を確立できた。この確立できた手法を用いて、本課題では滲出物の構成種の特定、及び滲出量を決定し樹木根を介した植物‐土壌間の物質循環を描くことを目標とする。

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2017年8月4日作成

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