Research Institute for Sustainable Humanosphere

共同研究

2009(平成21) 年度 生存圏科学 萌芽研究 12

研究課題

インド亜大陸北東域における雨季入り前の降水の時間的・空間的変動特性の解明

研究組織

 代表者 山根悠介 (京都大学・東南アジア研究所)
 共同研究者 塩谷雅人 (京都大学・生存圏研究所)
泰一 (京都大学・防災研究所)
木口雅司 (東京大学・生産技術研究所)

研究概要

本研究が着目するインド亜大陸北東域とは、バングラデシュとインドの北東部(アッサム州、メガラヤ州)である。夏季インドモンスーンが卓越する 6 月から 9 月はこの地域の雨季にあたり、多量の降水がもたらされる。また雨季に入る前の 3 月から 5 月にも総降水量は雨季ほどではないものの極めて活発な降水がしばしば見られる。雨季入り前降水の最大の特徴は、竜巻や雹、落雷などの突発的で激しい気象現象をしばしば伴うことである。これらの激しい気象現象による被害は毎年のように発生している。過去の顕著な被害の例を挙げると、2004 年 4 月 14 日にバングラデシュ北部のマイメンシン県において発生した竜巻により 70 人以上の死者数が発生した(写真)。激しい気象現象による被害の規模は、雨季の豪雨に伴う洪水被害に比べると小規模であるため、これまで殆ど研究がなされてこなかった。しかしながら、経済活動の活発化に伴う社会の複雑化により、激しい気象現象による被害も無視できなくなってきている。

以上のことから本研究は、インド亜大陸北東域の雨季入り前の降水に着目し、その時間的・空間的な変動特性を明らかにすることを目的とする。本研究により得られる知見は、未解明な部分が多いこの地域における雨季入り前の降水の発生・発達メカニズムの理解に資するものである。

山根悠介 2009写真 2004 年 4 月 14 日バングラデシュ北部のマイメンシン県で発生した竜巻による被害

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2009年10月8日作成

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