Research Institute for Sustainable Humanosphere

共同研究

2007(平成19) 年度 生存圏科学 萌芽研究 7

研究課題

2007(平成19)年度萌芽ミッションプロジェクト 7
レーザー干渉方式高精度衛星重力ミッションによる陸水・土壌水分モニターの可能性に関する研究
—沿軌道データの利用可能性について—

研究組織

 代表者 福田洋一 (理学研究科)
 共同研究者 津田敏隆 (生存圏研究所)
山本圭香 (理学研究科)
長谷川崇 (理学研究科)

研究概要

2002 年に打ち上げられた GRACE の衛星重力データにより、陸水、氷床、海洋変動が重力の変化として捉えられることが実証され、グローバルな水循環や広域の地下水モニタリングなどの研究に成果を挙げている。GRACE では、重力場の測定方法としてマイクロ波レーダーを用いた低軌道衛星間測距 (Low-Low Satellite to Satellite Tracking: L-L SST) を利用しているが、GRACE の後継衛星重力ミッションとしては、衛星間測距にレーザー光の干渉技術を用いた (Low-Low Satellite to Satellite Interferometry: L-L SSI) が有望とみられている。L-L SSI では GRACE に比べ 2~3 桁の感度の向上が期待されることから,L-L SSI が実現した場合には、地下水量の分布・季節変動のモニターといった我々の生活とより密接に関連したさまざまな応用が期待される。

GRACE のデータ利用としては、一般に level-2 データと呼ばれる地球重力場の球関数展開係数が利用されることが多いが、これ以外に、衛星の軌道に沿った range rate 等、level-1 と呼ばれるデータも公開されており、level-1 データについて重力場の変動の検出に特化したデータ処理を施せば、level-2 データを用いた場合に比べ、空間・時間とも、より高い解像度の結果が得られる可能性が期待される。このことは、レーザー干渉を用いた L-L SSI でも同様であり、L-L SSI の沿軌道データを想定したシミュレーション手法を開発し、それを利用することによって、森林保全や人工植林地の土壌環境モニターなどへの応用研究の可能性がどのように高まるかを調べることを目標とする。

福田洋一 2007

ページ先頭へもどる
2007年8月31日作成

一つ前のページへもどる