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フラッグシップ共同研究「熱帯植物バイオマスの持続的生産利用に関する総合的共同研究」

更新日: 2022/05/27

プロジェクト概要

「熱帯植物バイオマスの持続的生産利用に関する総合的共同研究」
 研究代表者: 梅澤俊明

生存研が蓄積してきた熱帯アカシア人工林に関する成果に基づいて、熱帯樹木および草本系バイオマス資源の持続的な生産と利用の基盤を確立することを目的としています。

活動実績

国際科学技術共同研究推進事業(JST/JICA)「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)」

(2016-2021)代表:梅澤俊明

インドネシアの熱帯天然林伐採跡地に発生する、主にアランアランからなる広大な荒廃草原を、バイオマス生産農地への転換および生物多様性の回復と維持を目指しています。
この成果が世界の天然林伐採跡地における環境保全、バイオマス成分の高付加価値利用方法の開拓に役立つことを目指しています。

ボゴール植物園内のトレウブ研究所のリノベーション工事

トレウブ研究所は、熱帯植物種の研究のため、オランダ植民地時代の1884年12月設立されました。現在の施設は、1914年に作られた100年を超える二代目の建造物で、歴史的価値も大変高いものがあります。
本プロジェクトを契機に、同研究所を国際共同研究に資する研究環境に整備すべく、大規模なリノベーション工事が実施され、2017年4月に完了しました。

カリマンタン島でのソルガム栽培試験圃場の設置

プロジェクトサイトであるカリマンタン島のカティンガン植物園でソルガムの試験栽培圃場を作り、2017年4月12日に栽培試験を開始しました。

インドネシア科学院バイオテクノロジー研究所内グリーンハウス修復工事

バイオテクノロジー研究所では、代謝工学によるイネのリグニン量の増強、および高発熱型リグニンへの改変の研究を行うとともに、高発熱型リグニンを高含量で有するソルガム品種の選抜を行っています。
研究を進めるにあたって、老朽化の進んでいた同研究所内グリーンハウス修復工事に着手し、2017年2月に完了しました。

キックオフイベントの開催

2015年9月21日及び2016年7月20日・21日、インドネシア科学院・ボゴール植物園内にて、インドネシア国内の研究者にプロジェクトの開始、内容を周知することを目的として、キックオフイベントを開催しました。

第一回SATREPSカンファレンスの開催

2016年11月14日に、インドネシア科学院(LIPI)ボゴール植物園内コンサベーションホール内講堂にて、第一回SATREPS カンファレンスを開催しました。

関連するwebページへのURL
https://www.rish.kyoto-u.ac.jp/lmsfpm/satreps/index.html
https://www.jica.go.jp/project/indonesia/016/news/index.html

 

 

 

 

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