Research Institute for Sustainable Humanosphere

第398回生存圏シンポジウム
第1回国際赤道大気スクール2019
1st International School on Equatorial Atmosphere (ISQUAR) 2019

開催日時 2019(平成31)年3月18日(月)7:00~22日(金)15:00
開催場所 インドネシア・バンドン インドネシア航空宇宙庁講堂
主催者 京都大学生存圏研究所/インドネシア航空宇宙庁(LAPAN)大気科学センター
申請代表者 山本衛 (京都大学生存圏研究所レーダー大気圏科学分野)
関連ミッション ミッション1 環境診断・循環機能制御
ミッション3 宇宙生存環境
ミッション5 高品位生存圏
関連分野 リモートセンシング工学。

概要

本事業では、インドネシアを初めとする東南アジアにおけるレーダー大気科学の振興を図るため、2019年3月18–22日にLAPANバンドン研究所において国際赤道大気スクール(International School on Equatorial Atmosphere; ISQUAR)を開催し、日本とインドの研究協力機関(大型レーダー観測所)から講師を派遣し、日本・インドネシアおよび周辺諸国から参加者を受け入れて成功させた。

目的と具体的な内容

生存圏研究所は、MUレーダー(滋賀県甲賀市滋賀機長;1984年設置)と赤道大気レーダー(インドネシア西スマトラ州;2001年設置)を全国国際共同利用に供し、生存圏科学の共同利用・共同研究拠点活動を推進している。しかし赤道大気レーダーは感度がMUレーダーの1/10と低く機能が低くバランスを欠くため、赤道大気の構造・運動の観測を主目的とする高機能大気レーダー「赤道MUレーダー」の設置を目指している。この計画は日本学術会議のマスタープラン2014および2017の重点大型研究計画、文科省ロードマップ2014に採択されるなど、我が国の学術界では高い評価を得ている。

インドネシアを初めとする東南アジアにおけるレーダー大気科学の振興を図るため、国際スクールを開催した。 日本・インドから講師10名が参加し、赤道大気の基礎・研究の現状と問題点・レーダーを中心とする観測技術等について講義を行った。講師と受講生を併せた参加者総数は日本・インドネシア・マレーシア・フィリピン・インド・ポーランドから109名であった。インドネシア人受講生16名と国外からの受講生8名に旅費を支給している。更に、遠隔講義によって61名がインドネシア各地から講義に参加したため、全体の参加者は170名に及んだ。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

本事業は、国際スクールの実施や研究集会への参加を通じて、大気レーダーによる赤道大気研究の重要性を、インドネシア及び周辺諸国の研究者に浸透を図ることを企図して実施された。結果として、多数の参加者を得て赤道大気に関する講義を行うことに成功した。本事業によって、赤道MUレーダーの意義をインドネシア及び周辺諸国の学術界に浸透させることができ、当初の目的を果たすことに成功した。

また、LAPANはICTMAS発表のうち50編の論文化を進め、ISQUAR講義内容をまとめた書籍制作を予定している。これらの取組も現地の研究水準向上に資することと期待される。

プログラム

Monday, 18th March 2019

07:00–07:45 Registration
07:45–07:55 National Anthem
07:55–08:05 Welcoming Speech (RISH Kyoto)
08:05–08:15 Welcoming Speech (Prof. Thomas Djamaludin / LAPAN)
08:15–08:3O Opening Ceremony and Photo Session
08:30–10:00 M. Yamamoto (RISH)
Earth’s atmosphere basic of atmospheric dynamics
10:00–10:30 Break
10:30–12:00 M. Yamamoto (RISH)
Atmospheric radar basics
12:00–13:30 Break
13:30–15:00 M. D. Yamanaka (Research Institute for Humanity and Nature)
Equatorial rainfall and global climate
15:00–15:30 Break
15:30–17:00 M. D. Yamanaka (Research Institute for Humanity and Nature)
Climate–biogeosphere-humanosphere interaction

Tuesday, 19th March 2019

08:30–10:00 S. Sridharan (NARL, ISRO)
Atmospheric wave and coupling processes (1)
10:00–10:30 Break
10:30–12:00 S. Sridharan (NARL, ISRO)
Atmospheric wave and coupling processes (2)
12:00–13:30 Break
13:30–15:00 A. Shinbori (ISEE, Nagoya University)
IUGONET data analysis for promotion of atmospheric science (1)
15:00–15:30 Break
15:30–17:00 A. Sinbori(ISEE, Nagoya University)
IUGONET data analysis for promotion of atmospheric science (2)

Wednesday, 20th March 2019

08:30–10:00 K. Shiokawa (ISEE, Nagoya University)
Upper atmosphere Basics
10:00–10:30 Break
10:30–12:00 K. Shiokawa (ISEE, Nagoya University)
Upper Atmosphere Observations
12:00–13:30 Break
13:30–15:00 H. Hashiguchi (RISH)
Atmospheric radar advance
15:00–15:30 Break
15:30–17:00 Poster Session

Thursday, 21st March 2019

08:30–10:00 Y. Miyoshi (Kyushu University)
GAIA Numerical simulation of the Earth’s atmosphere (1) / Inside of GAIA
10:00–10:30 Break
10:30–12:00 Y. Miyoshi (Kyushu University)
GAIA Numerical simulation of the Earth’s atmosphere (2) / Inside of GAIA
12:00–13:00 Break
13:30–15:00 Nurjanna Joko T (Bandung Institute of Technology)
Atmospheric Model in Indonesia
15:00–15:30 Break
15:30–17:00 H. Hashiguchi (RISH)
Radio Acoustic Sounding System (RASS)

Friday, 22nd March 2019

08:00–09:30 Noersomadi (RISH/LAPAN)
GNSS measurement of the atmosphere
09:30–10:00 Break
10:00–11:30 T. Yokoyama (RISH)
Introduction of numerical simulation technique for atmosphere
11:30–13:30 Break
13:30–15:00 Closing Session

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2019年2月22日作成,2019年4月9日更新

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