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第392回生存圏シンポジウム
RISH電波科学計算機実験シンポジウム(KDKシンポジウム)

更新日: 2019/03/27

開催日時 2019(平成31)年3月25日(月)14:50~26日(火)12:00
開催場所 京都大学生存圏研究所 木質ホール3階
主催者 京都大学生存圏研究所
申請代表者 海老原祐輔 (京都大学生存圏研究所生存科学計算機実験分野)
関連ミッション ミッション1 環境診断・循環機能制御
ミッション3 宇宙生存環境
ミッション5 高品位生存圏
関連分野 生存科学計算機実験分野。

Webサイト: https://u.kyoto-u.jp/kdk-symposium2018

概要

A-KDK全国共同利用で得られた研究成果を中心に、広く生存圏科学の発展における数値シミュレーションの役割について議論した。

目的と具体的な内容

A-KDK全国共同利用は宇宙圏・大気圏の電波科学および生存圏科学に関連した大規模計算機実験研究を主体とし、生存圏研究所ミッション1(環境計測・地球再生)、3(宇宙環境・利用)、5(高品位生存圏)が関連している。KDK専門委員会で採択した研究課題の成果発表の場であるとともに、宇宙プラズマ、超高層・中層大気中の波動現象、宇宙電磁環境をはじめ生存圏科学に関する計算機実験等の講演も広く受け付け、最新の知見と情報を交換する場とする。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

計算機性能の大幅な向上と相まって、数値シミュレーションは様々な研究分野において重要な研究手法の一つとなり、複雑な人類生存圏の正しい理解と問題解決にとって不可欠なものである。本シンポジウムは、個々の研究課題成果の発表だけでなく、生存圏科学の発展において数値シミュレーションがどのような役割を果たすことができるか、また、生存圏科学の中のどのような分野において数値シミュレーションが求められているかを模索、議論する絶好の機会であり、生存圏科学の推進という観点からも重要であると考える。

プログラム

3月25日 月曜日

14:50–14:55 開会の辞
14:55–15:00 海老原祐輔
今年度の利用状況について
15:00–15:20 江本一磨、神田大樹、月崎竜童、鷹尾祥典、西山和孝、國中均
有人探査に向けた火星磁場異常による宇宙放射線シールドの可能性
15:20–15:40 田中高史
サブストームのトリガー機構
15:40–16:00 小路真史
内部磁気圏におけるEMIC波動による非線形相互作用
16:00–16:20 近藤光志
非対称磁気リコネクションにおけるリコネクションジェット構造
16:20–16:40 三宅洋平
変動電場を伴うプラズマ中の衛星帯電現象について
16:40–17:00 清水徹、近藤光志
テアリング不安定性の線形理論
17:00–17:20 銭谷誠司、梅田隆行、加藤恒彦
プラズマ粒子(PIC)シミュレーションのBoris型数値解法について
17:20–17:40 海老原祐輔、田中高史、上吉川直樹
太陽風から電離圏に至るエネルギーの輸送経路と変換過程

3月26日 火曜日

09:15–09:30 銭谷誠司
(スパコンを効率的に使うためのチューニングと最適化について)
09:30–09:50 野儀武志、大村善治
2次元シミュレーションによるホイッスラー波動と電子の間のサイクロトロン共鳴と ランダウ共鳴の競合関係
09:50–10:10 陣英克、三好勉信、垰千尋、品川祐之、藤原均
MTI領域の再現性向上のための大気圏電離圏モデルの改良
10:10–10:30 中村紗都子、海老原祐輔、藤田茂、後藤忠徳、亘慎一
日本における地磁気誘導電流(GIC)の予測計算
10:30–10:50 斎藤享、山本衛、齊藤昭則、Chia Hung Cheng
電離圏3次元トモグラフィーとMUレーダーによる検証
10:50–12:00 ポスターセッション

  1. 清水徹、西村勇輝
    プラズモイド不安定性のMHDシミュレーション
  2. 中村雅夫
    大規模磁気リコネクションにおけるイオンダイナミクスと電磁場構造
  3. 渡辺正和、田中高史、藤田茂
    磁気圏-電離圏大規模電流系におけるダイナモと沿磁力線電流源の関係
  4. JIANG YAO、蔡東生、Sri. Ekawati
    Identifying 3-D Vortex Using Magnetospheric Multiscale Mission
  5. Sri Ekawati, Dong Sheng Cai
    3D Magnetic Null Detection using MMS Satellite observation
  6. 沖知起、臼井英之、Wojciech J. Miloch、三宅洋平
    Numerical study on the plasma dynamics associated with the formation of a small-scale magnetosphere
  7. 疋島充
    磁気圏赤道域におけるホイスラーモード波の生成
  8. 藤野貴康、能崎航太朗、谷田部貴大
    MHD技術を応用した惑星大気突入技術に関する数値シミュレーション
  9. 村中崇信、永井宏樹
    数値計算によるイオンスラスタ搭載小型衛星における 構体電位がおよぼすスラスタプルーム電位への影響解析

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2018年12月4日作成,2019年3月27日更新

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