Research Institute for Sustainable Humanosphere

第375回生存圏シンポジウム
第23回国際植物脂質シンポジウム:セッション「二次代謝脂質」
The 23rd International Symposium on Plant Lipid (ISPL2018): Session “Secondary metabolic lipids”

開催日時 2018(平成30)年7月9日(月)
開催場所 横浜大さん橋ホール
主催者 ISPL2018 Committee
申請代表者 矢崎一史 (京都大学生存圏研究所森林圏遺伝子統御分野)
関連ミッション ミッション5-1 人の健康・環境調和
ミッション5-2 脱化石資源の構築
関連分野 植物生化学、分子生物学、分析化学。

Web site: The 23rd International Symposium on Plant Lipids
(第375回生存圏シンポジウムはこの中のシンポジウム番号3番で共催)

概要

植物脂質の国際会議 ISPLの第23回シンポジウム(横浜)において、二次代謝系脂質のシンポジウムを生存圏シンポジウムとして開催し、ミッション5に関わる脂溶性植物生理活性物質に関する発表と討論を行った。なお、この国際会議が日本で行われるのは20年ぶり、2回目のことである。

目的と具体的な内容

The 23rd International Symposium on Plant Lipid (ISPL2018)は、世界の植物脂質研究者が最新の研究成果を発表・討論する場として、第1回シンポジウム(1974年)以来、2年毎に開催されているものである。

植物油脂は長年、人類の食糧や産業原料としてわれわれの生活と深く関わってきたが、石油資源の枯渇が現実問題となってきた最近では、再生可能なバイオ燃料としても注目されている。この国際シンポジウムでは、植物に含まれる脂質の生合成や細胞内情報伝達,脂質バイオテクノロジーやバイオエネルギー研究など、植物脂質を柱としながらも、多角的なテーマについて最先端の研究成果が発表される場であり、生存圏研究所の掲げる、脱石油社会におけるエネルギー確保や植物による高品位生存圏などと非常に整合性が高い。ISPLが初めて日本で開催されるこの期に、一セッションを生存圏シンポジウムとして立てることは、研究所にとっても意義の高いものであると考える。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

世界の植物脂質研究の第一人者が一堂に会する本国際会議において、日本開催の一つの目玉として、植物二次代謝系脂質のセッション(セッション3)を、生存権研究所との共催の形で生存圏シンポジウムとして立てることができた。このセッションでは、植物の生産する高付加価値化合物の多くが脂溶性が高く二次代謝系脂質であることを認識してもらい、各方面で活躍している第一線の研究者たちから、最新のデータを中心として、多くの話題を提供いただいた。

生存圏研究所が推進するミッションのうち、植物を起源とした生理活性物質はミッション5の重要課題である。会場は1会場であったため、約250人(うち約半数が外国人で、参加国は20ケ国)のオーディエンスに対して、植物の脂溶性生理活性物質の重要性や今後の展開などに関して情報共有できたことは、生存圏科学の発展に向けたコミュニティーの拡大に向けて一つの貢献ができたものと考える。今後は、新たに開拓できた交流の機会を広げ、コミュみティーの世界に向けての拡張につなげていくことが期待される。

プログラム

Session 3: Secondary Metabolic Lipids — The 375th RISH Symposium Co-organized by Research Institute for Sustainable Humanosphere, Kyoto University

Chair: Kazufumi Yazaki (Kyoto University)
15:20–15:50 Keynote Speaker: Alain Hehn (Universite de Lorraine-INRA)
Biosynthesis of furanocoumarins, lipophilic phenolic metabolites, in plants
15:50–16:10 Makoto Kawamukai (Shimane University)
Coenzyme Q biosynthesis and application in yeasts and plants
16:10–16:30 Peter Dormann (University of Bonn)
The role of phytol phosphorylation during tocopherol synthesis in Arabidopsis
16:30–16:50 Kazufumi Yazaki (Kyoto University)
Shikonin production of Lithospermum erythrorhizon, a model system of secondary metabolic lipids in plants
16:50–17:10 Seiji Takahashi (Tohoku University)
In vitro natural rubber biosynthesis by prenyltransferases introduced on rubber particles from Hevea brasiliensis
Symposium-0375a Symposium-0375b
Symposium-0375c Symposium-0375d

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2018年5月16日作成,2018年7月27日更新

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