Research Institute for Sustainable Humanosphere

第346回生存圏シンポジウム
木の文化と科学17
The Twelfth Joint Seminar of China-Korea-Japan on Wood Quality and Utilization of Domestic Species

開催日時 2017(平成29)年12月18日(月)~20日(水)
開催場所 京都大学宇治キャンパス宇治おうばくプラザ
主催者 杉山淳司 (京都大学生存圏研究所バイオマス形態情報分野)
申請代表者 杉山淳司 (京都大学生存圏研究所バイオマス形態情報分野)
所内担当者 田鶴寿弥子 (京都大学生存圏研究所バイオマス形態情報分野)
関連ミッション ミッション5 高品位生存圏
関連分野 バイオマス形態情報分野。

概要

第17回木の文化と科学シンポは、ミッション5-4(木づかいの科学による社会貢献)のシンポジウムと位置づけ、その第1回国際会議として『The 12th Joint seminar of China-Korea-Japan on wood quality and Utilization of domestic species (CKJ seminar)』との共同開催を行った。

目的と具体的な内容

これまでに我々は木の文化と科学に関する研究成果を公開(過去、木の文化と科学を16回開催済み)することで、海外から伝来した文化や宗教などの影響が強く残る日本の学際的研究分野の研究者にとって非常に有益となる情報を共有してきた。2016年より、申請者らは生存圏研究所ミッション5-4『高品位生存圏』において日本の伝統的な木づかいの科学の解明に向けた研究に取り組んできている。日本の木の文化には、近隣アジア諸国をはじめとして海外から伝来した文化や宗教などの影響が強く影響しており、これらを新たに理解することで、日本国内の文化の理解にも寄与できるものと考えている。第17回を迎える木の文化と科学シンポでは、本シンポジウムをミッション5-4(木づかいの科学による社会貢献)のシンポジウムと位置づけ、その第1回国際会議として、今回で12回目の開催となる『The 12th Joint seminar of China-Korea-Japan on wood quality and Utilization of domestic species (CKJ seminar)』との共同開催を行った。それにより木の文化と科学に纏わる最先端の研究成果について、近隣東アジア諸国の研究者らが一堂に集まり発表・議論を行う場とした。木の文化と科学シンポにおいては、樹木の樹皮に纏わる最新の研究成果について各方面からの講演をいただき、大変有意義な議論が行われた他、CKJセミナーでは70名を超える研究者(韓国と中国が多くを占める)が参加し、様々な研究成果について議論できた。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

2016年より設定された生存圏研究所のミッション5『高品位生存圏』では、ミッション5-4に木づかいの科学による社会貢献という項目が設けられ、様々な研究が推進されている。これまで行ってきた木の文化と科学シンポジウムを本開催分よりミッション5-4のシンポジウムとして位置付けることで、様々な切り口での研究紹介がおこなれた。また本シンポは、ミッション5-4の第1回国際会議として近隣アジア諸国とこれまで11回開催してきたCKJ seminarと共催することで、木の文化と科学に関連した研究成果の公表を中心として、各国の研究者らが最先端の研究を発表する場とした。秀でた東アジアを中心とした地域の木材研究者らが一堂に集まり、木の文化をはじめとして、木材利用、最先端の研究成果や技術などについて議論する機会はあまりないが、それを可能としたことで、それぞれの国における木材に関連した問題点や現状を認識し、将来的に研究をジョイントすることで、より深みのある研究成果をもたらすためのよい機会となった。未来型の循環型生活を可能にするため、古の英知と先端科学を融合し、文化財に選択的に使用された木材から様々な情報を抽出したことで得られた情報を、人類が歩もうとしている未来の構築に向けたデータとして活用することが必須である(ミッション5-4に関連)。本研究集会では、木材の樹皮に関連して考古学や木材解剖学といった多方面からの研究成果について講演され、古代より日本人が様々なものに活用してきた樹皮の利用とその物理的特性といったこれまでにない切り口での議論が行われた。古の英知と先端科学を融合したこのような研究成果を公開することで、学際的な研究へ多大な貢献ができたと考えている。

プログラム

day 1, 18th December 2017

13:00–16:00 RISH Kyoto University Laboratory Tour
RISH Lab tour

day 2, 19th December 2017

CKJ seminar
08:30–09:00 Registration
09:00–12:00 Oral presentation & Poster presentation
12:00–13:00 Lunch
13:00–15:00 Oral presentation & Poster presentation
15:00–15:50 Coffee break and Core time of poster
The 346th Symposium on Sustainable Humanosphere
Wood Culture and Science XVII

“A Cherry Bark: Culture, Formation, Structure and Function”
16:00–16:10 Opening
Junji Sugiyama, RISH, Kyoto University
16:10–16:40 Traditional usage of cherry bark(“Kabagawa”)in Japan
Ms. Yoko Ura, Nara National Research Institute for Cultural Properties, Japan.
16:40–17:20 Outstanding mechanical property of cherry bark: learning from its traditional use
Dr. Kayoko Kobayashi, RISH, Kyoto University
17:20–18:00 Why birch bark is usable: aspects from its structure and developmental process
Prof. Yuzou Sano, Hokkaido University
18:30–20:00 Mixer

day 3, 20th December 2017

08:30–16:30 Excursion

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2017年5月19日作成,2018年1月15日更新

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