Research Institute for Sustainable Humanosphere

第255回生存圏シンポジウム
次世代超高層大気研究検討会 —次期MTI衛星ブレインストーミング—

開催日時 2014/02/14(金) 13:15–16:50
開催場所 京都大学東京オフィス第2会議室 (東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階)
主催者 齊藤昭則 (京都大学大学院理学研究科)、山本衛 (京都大学生存圏研究所)、津川卓也 ((独)情報通信研究機構)
申請代表者 齊藤昭則 (京都大学大学院理学研究科)
所内担当者 山本衛 (京都大学生存圏研究所レーダー大気圏科学分野)
関連ミッション ミッション 1 (環境計測・地球再生)
ミッション 3 (宇宙環境・利用)
関連分野 超高層大気分野、宇宙環境分野。

目的と具体的な内容

本研究集会は、地球電磁気・地球惑星研学会(SGEPSS)の分科会である中間圏・熱圏・電離圏(MTI)研究会を中心とする日本の超高層大気研究分野の若手・中堅研究者が集まり、新規衛星計画を中心としたブレーンストーミングを行って、次世代超高層大気研究の長期計画立案の端緒を開く事を目的として開催された。

研究集会では、国内外で現在運用・計画中の中・大型衛星ミッションのレビュー、計画されている小型・超小型衛星についての現状紹介や実現可能性、これらの衛星計画を利用したサイエンスターゲットについて講演が行われた。その後のブレインストーミングでは、100–300 km をカバーする極軌道衛星や大気光・オーロラ撮像衛星、マイクロ衛星による多点電離圏・磁気圏観測などの具体的なアイディアが出され、衛星観測実現までのスケジュールや戦略なども含めて活発に議論された。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

近年、竜巻等の対流圏の活動や地震・津波などが高度 300 km 付近に広がる電離圏(超高層大気の弱プラズマ部分に相当する)を大きく変調することが明らかになり、地表面から超高層大気までの結合過程の研究が重要視されるようになってきた。すなわち、超高層大気の研究は、地球大気全体の変動を捉える上で必要不可欠なものであり、生存圏科学の重要な一部分である。本研究集会で出された次世代超高層大気観測衛星のアイディアや戦略は、生存圏科学の発展に大きく寄与すると考えられる。

また、本研究集会では、これまで比較的小規模の研究チームにより進められていた衛星計画だけでなく、次期 JAXA イプシロン衛星ミッション募集へ提案すべき総合的な衛星の検討も行われ、MTI 研究会のみならず SGEPSS の他分野を含めて衛星計画を考える研究者コミュニティ形成の必要性についても議論された。

プログラム

13:15–13:20 「研究集会の目的・経緯」
津川卓也 (NICT)
13:20–13:50 「衛星計画紹介」
齊藤昭則 (京大理)

  • SWARM, ICON, GOLD, SLATS, ELMOS, Cubesat, QB50
  • 極域電磁気圏探査超小型衛星
  • イプシロン搭載宇宙科学ミッション提案について
  • 2/18次期地球電磁気圏探査検討会について
13:50–14:20 「マイクロサテライト(超小型衛星)によるスーパーコンステレーション」
高橋幸弘 (北大)
 
14:20–14:30 休憩
 
14:30–15:00 「次期MTI衛星計画案」
渡部重十 (北大)
15:00–15:30 「多点同時観測衛星に関する情報」
横山竜宏 (NICT)
15:30–16:00 「CubeSatを利用したMTI観測衛星計画」
山本衛 (京大RISH)
16:00–16:50 総合討論

 

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