Research Institute for Sustainable Humanosphere

第249回生存圏シンポジウム
平成25年度木質材料実験棟全国共同利用研究報告会

開催日時 2014/03/20(木) 10:30–19:15
開催場所 京都大学生存圏研究所 木質ホール3階
主催者 京都大学生存圏研究所
申請代表者 梅村研二 (京都大学生存圏研究所)
関連ミッション ミッション 2 (太陽エネルギー変換・利用)
ミッション 4 (循環型資源・材料開発)
関連分野 建築、木質材料、林産、応用生命、炭素材料。

場所: 京都大学生存圏研究所 木質ホール3階

目的と具体的な内容

木質材料実験棟の共同利用研究における研究成果を発表することで、それぞれの研究テーマにおける深化および、他分野からの刺激を受けること、そして、研究の進め方やグループ作りなどについての意見交換を行うことを目的としている。

2013(平成25)年度に実施された 17 件の木質材料実験棟全国共同利用研究の成果発表会を実施した。一人当たりの発表時間を 15 分と設定していたが、議論が活発であったために、予定していた時間を超過する発表が多く見られた。分野としては、新素材材料や新規木質材料、燃料電池、住宅レベルから大型木造に関するまで、多岐に渡っており、発表者がお互いに理解度を上げられるように説明を工夫しており、大変面白い発表会となった。そのため、専門分野でない方からの質問などがあり、違う視点から意見をもらう良い機会になったと思われる。今後、分野間を超えた融合起こることに、期待したい。

総括では、多岐に渡る分野が一堂に会することのおもしろさと発展性、研究の融合の必要性や他分野の研究を理解することの必要性、また来年度以降もこのような会を続けていけるよう、述べられた。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

生存圏科学のうち、循環型資源・材料開発のミッション 4 に関すること、エネルギー変換・利用のミッション2に関する発表が見られ、木材の使用方法は異なるものの、様々な取り組みが発表されたことと分野を超えたディスカッションを行ったことで、生存圏科学の発展に寄与したと考える。

また、木質材料や木質構造に関する研究では、いますぐに利用・応用できる内容の発表から、これからの可能性を思わせる発表も見られ、企業からの参加も目立った会となり、いくつかのエール、意見をいただいた。加えて、多くの研究機関が参加していたため、今後の融合にも期待できると考える。発表後には、意見交換をされている姿などが見られ、木材を有効に利用していくための幅広いコミュニティの形成に貢献できたと考える。

プログラム

   司会: 森拓郎 (京都大学生存圏研究所)
10:30–10:35 開会挨拶
京都大学生存圏研究所木質材料実験棟共同利用委員長 五十田博
10:35–10:50 北山丸太を用いた京都府型木造住宅の開発
田淵敦士 (京都府立大学大学院生命環境科学研究科)
10:50–11:05 京都府産木材の有効活用に関する研究
明石浩和 (京都府農林水産技術センター森林技術センター)
11:05–11:20 住宅床下への木材劣化生物の侵入生態の把握とその予防に関する基礎的検討
簗瀬佳之 (京都大学大学院農学研究科)
11:20–11:35 木口挿入型接合具を用いた木材接合法の設計法の検討
田中圭 (大分大学工学部)
11:35–11:50 腐朽部材を接合金物で補強した場合の強度に関する研究
野田康信 (北海道立総合研究機構林産試験場)
 
11:50–13:30 昼食
 
   司会: 北守顕久 (京都大学生存圏研究所)
13:30–13:45 木質ラーメンフレームと構造用合板を用いた耐力壁を併用した門型フレームの水平加力実験
瀧野敦夫 (奈良女子大学生活環境学部)
13:45–14:00 ピロディンによる木質接合部性能の推定手法確立
三尾崇隼 (中部大学工学部)
14:00–14:15 CLT (Cross laminated timber)を用いた中・大規模木造建築物の開発
中谷誠 (宮崎県木材利用技術センター)
 
   司会: 西宮耕栄 (北海道立総合研究機構林産試験場)
14:15–14:30 木質熱処理物のイオン交換性およびその金属錯体 —金属種の相違が及ぼす影響に関する検討—
本間千晶 (北海道立総合研究機構林産試験場)
14:30–14:45 高温下における木質炭素化物の構造変化
畑俊充 (京都大学生存圏研究所)
14:45–15:00 住宅床下における銅板等の劣化抑制効果の検証
栗崎宏 (富山県農林水産総合技術センター木材研究所)
 
15:00–15:20 休憩
 
   司会: 畑俊充 (京都大学生存圏研究所)
15:20–15:35 木質起源物質の化学修飾と炭素化物への物質変換
木島正志 (筑波大学大学院数理物質科学研究科)
15:35–15:50 エネルギーの有効活用のための高熱伝導性炭素-金属複合材料の開発
西宮耕栄 (北海道立総合研究機構林産試験場)
15:50–16:05 熱電変換材料の構造解析と物性評価
北川裕之 (島根大学総合理工学部)
 
   司会: 田中圭 (大分大学工学部)
16:05–16:20 イオン液体を用いた木材処理技術に関する基礎研究
宮藤久士 (京都府立大学大学院生命環境科学研究科)
16:20–16:35 薄層材料の簡便な化学修飾技術に関する基礎的研究
山内秀文 (秋田県立大学木材高度加工研究所)
16:35–16:50 汎用型有限要素法(FEM)プログラムによる直交積層板(CLT)耐力壁のせん断性能の推定と実験による検証
小松幸平 (京都大学名誉教授、成功大学(台湾)客員教授)
 
16:50–17:00 総括
田淵敦士 (京都府立大学大学院生命環境科学研究科)
17:15–19:15 意見交換会

 

Symposium-0249   ポスター PDF ファイル (255 753 バイト)
ポスター制作: 森拓郎 (京都大学生存圏研究所)

 

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