Research Institute for Sustainable Humanosphere

第223回生存圏シンポジウム
生存圏ミッションシンポジウム

開催日時 2013/03/13(水) 9:45–19:30 - 2013/03/14(木) 9:30–10:10
開催場所 京都大学生存圏研究所 木質ホール3階、宇治おうばくプラザ・ハイブリッドスペース
主催者 京都大学生存圏研究所
申請代表者 矢野浩之、大村善治 (京都大学生存圏研究所)
関連ミッション ミッション 1 (環境計測・地球再生)
ミッション 2 (太陽エネルギー変換・利用)
ミッション 3 (宇宙環境・利用)
ミッション 4 (循環型資源・材料開発)
関連分野 生存圏科学全般。

場所: 京都大学生存圏研究所 木質ホール3階宇治おうばくプラザ・ハイブリッドスペース

目的と具体的な内容

京都大学生存圏研究所は、2005(平成17)年度から大学附置全国共同利用研究所として本格的活動を開始し、2010(平成22)年度からは「生存圏科学の共同利用・共同研究拠点」として活動している。生存圏の正しい理解と問題解決のために、環境計測・地球再生、太陽エネルギー変換・利用、宇宙環境・利用、循環型資源・材料開発をミッションとし、設立当初から、(1)大型設備・施設共用、(2)データベース利用および(3)共同プロジェクト推進の三位一体の活動を目指してきた。その中で、所内の「開放型研究推進部」ならびに「生存圏学際萌芽研究センター」が共同利用と共同研究を分担しつつ、相互に刺激しあって生存圏科学を推進している。本シンポジウムは、この様な生存圏学際萌芽研究センター、開放型研究推進部、さらには生存圏研究所ミッション推進委員会の 2012(平成24)年度の活動について報告し議論することを目的として開催した。生存圏研究所運営委員会とリンクして開催することにより、生存研の共同利用・共同研究活動を評価し、今後の活動指針を議論する基礎情報を与えた。シンポジウムの具体的内容は、ミッション専攻研究員の成果報告、生存圏フラッグシップ共同研究の成果報告、ミッション活動の紹介、生存圏科学萌芽研究および生存圏ミッション研究の成果報告(ポスター発表)、開放型研究推進部共同利用専門委員会の活動紹介である。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

シンポジウムを通じて、共同研究者や一般参加者に開放型研究推進部ならびに生存圏学際萌芽研究センターが推進する共同利用および共同研究の最新成果を広く公開することにより、生存圏科学の関連コミュニティーの拡大と社会還元に貢献した。

プログラム

3月13日 (水)

09:45–09:50 挨拶
津田敏隆 (京都大学生存圏研究所・所長)
 
   生存圏学際萌芽研究センター
ミッション専攻研究員成果報告
09:50–09:55 概要説明
矢野浩之 (京都大学生存圏研究所・生存圏学際萌芽研究センター長)
09:55–10:10 マイクロ波による低炭素化社会構築への開発研究
樫村京一郎 (ミッション専攻研究員)
10:10–10:25 高精細大気圏・電離圏統合モデルによる電離圏擾乱現象の解明
横山竜宏 (ミッション専攻研究員)
10:25–10:40 木質資源の循環利用システムを地域社会=文化においてどう構築するか
鈴木遥 (ミッション専攻研究員)
10:40–10:55 地球周辺の宇宙環境の積極的改善に向けた工学研究
中宮賢樹 (ミッション専攻研究員)
10:55–11:10 木質資源の“心地良さ”と生理応答の評価システムの確立
松原恵理 (ミッション専攻研究員)
 
11:10–11:20 休憩
 
   生存圏フラッグシップ共同研究成果報告
11:20–11:35 バイオマス・物質変換のためのマイクロ波高度利用共同研究
篠原真毅 (京都大学生存圏研究所)
11:35–11:50 熱帯産業林の持続的生産利用に関する多角総合的共同研究
梅澤俊明 (京都大学生存圏研究所)
11:50–12:05 バイオナノマテリアル共同研究
矢野浩之 (京都大学生存圏研究所)
 
12:0513:10 休憩
 
   開放型研究推進部共同利用専門委員会活動報告
   MUレーダー/赤道大気レーダー (EAR)
13:10–13:18 活動報告
山本衛 (委員長・京都大学生存圏研究所)
13:18–13:36 MUレーダー、赤道大気レーダーによる電離圏不規則構造の研究とその衛星航法支援への応用
斎藤享 ((独)電子航法研究所)
 
   先端電波科学計算機実験装置 (A-KDK)
13:36–13:44 活動報告
大村善治 (委員長・京都大学生存圏研究所)
13:44–14:02 地球内部磁気圏・放射線帯におけるホイッスラーモード・コーラス放射の生成過程に関するシミュレーション研究
加藤雄人 (東北大学大学院理学研究科)
 
   マイクロ波エネルギー伝送実験装置 (METLAB)
14:02–14:10 活動報告
篠原真毅 (委員長・京都大学生存圏研究所)
14:10–14:28 電動トラック用2.4GHz帯10kWレクテナへの送電実験
古川実 (日本電業工作㈱)
 
   木質材料実験棟
14:28–14:36 活動報告
小松幸平 (委員長・京都大学生存圏研究所)
14:36–14:54 木質ラーメンフレームと構造用合板を用いた耐力壁を併用した門型フレームの水平加力実験
瀧野敦夫 (奈良女子大学)
 
14:54–15:05 休憩
 
   居住圏劣化生物飼育棟 (DOL)/生活・森林圏シミュレーションフィールド (LSF)
15:05–15:13 活動報告
吉村剛 (委員長・京都大学生存圏研究所)
15:13–15:31 Biological resistance of the medium density fiberboard (MDF) produdced from a renewable biomass, pineapple leaf fiber
Dr. Yuliati Indrayani (Tanjungpura大学林学部)
 
   持続可能生存圏開拓診断 (DASH)/森林バイオマス評価分析システム (FBAS)
15:31–15:39 活動報告
矢崎一史 (委員長・京都大学生存圏研究所)
15:39–15:57 リグニン生合成の代謝工学
梅澤俊明 (京都大学生存圏研究所)
酢酸菌におけるセルロース生合成機構の解明
今井友也 (京都大学生存圏研究所)
 
   先進素材開発解析システム (ADAM)
15:57–16:05 活動報告
渡辺隆司 (委員長・京都大学生存圏研究所)
16:05–16:23 高品質機能性発光錯体のマイクロ波合成と精密分析評価
松村竹子 (有限会社ミネルバライトラボ)
 
   生存圏データベース
16:23–16:31 活動報告
塩谷雅人 (委員長・京都大学生存圏研究所)
16:31–16:49 木材多様性データベースの充実を目指して
伊東隆夫 (独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所)
 
17:15–18:00 ポスター発表 (場所: おうばくプラザ・ハイブリッドスペース)

  • 生存圏科学萌芽研究成果報告
  • 生存圏ミッション研究成果報告
  • 生存圏ミッション研究 (国際共同研究) 成果報告
  • ミッション専攻研究員成果報告
  • 新領域開拓成果報告

題目および発表者一覧は別項に掲載しました。

18:00–19:30 交流会 (ポスター発表)
参加受付: 17:15~18:00

 

3月14日 (木)

   生存圏研究所ミッション活動紹介
09:30–09:40 ミッション1: 環境計測・地球再生
塩谷雅人 (代表)
09:40–09:50 ミッション2: 太陽エネルギー変換・利用
篠原真毅 (代表)
09:50–10:00 ミッション3: 宇宙環境・利用
山川宏 (代表)
10:00–10:10 ミッション4: 循環型資源・材料開発
小松幸平 (代表)

 


 

ポスター発表 (3月13日): 題目および発表者一覧

生存圏科学萌芽研究成果報告

  1. 「樹木細胞壁の人工創製:樹木はどうやって立っているのか?」
    阿部賢太郎 (京都大学生存圏研究所)
  2. 「琵琶湖の環境変遷に関わる生物由来難分解性有機物の特定」
    池谷仁里 (兵庫県立大学大学院生命理学研究科)
  3. 「イミダゾリウム基を側鎖に含む新規セルロースゲル電解質の作製と電池材料としての特性評価」
    石井大輔 (龍谷大学理工学部)
  4. 「表面疎水化によるバイオナノファイバーの産業利用の促進:低コスト化、分散性・相溶性の向上」
    伊福伸介 (鳥取大学工学研究科)
  5. 「有害物質を排出しない木質瓦礫減量化のための諸課題研究」
    今井友也 (京都大学生存圏研究所)
  6. 「電化道路タイヤ間変位電流による電動カート走行中給電技術の実機試作および検証」
    ウリントヤ (豊橋技術科学大学電気・電子情報工学系)
  7. 「熱帯泥炭湿地林の持続的な利用に向けた泥炭地水文モデルの開発」
    甲山治 (京都大学東南アジア研究所)
  8. 「濃厚ポリマーブラシ付与セルロースナノ構造体が形成する階層構造薄膜の光学材料への展開」
    榊原圭太 (京都大学化学研究所)
  9. 「アルカロイド輸送能の改変植物を用いた環境適応機構の解明と物質生産」
    士反伸和 (神戸薬科大学)
  10. 「根粒菌との共生機構を利用したマメ科植物由来有用物質の大量生産」
    高梨功次郎 (京都大学生存圏研究所)
  11. 「マイクロバブル水を出発原料とする無機材料合成」
    徳田陽明 (京都大学化学研究所)
  12. 「レーダーレンジイメージングを用いた局地循環の観測的研究」
    中城智之 (福井工業大学工学部)
  13. 「超高解像度数値モデルと稠密観測による交通障害をもたらす局地的おろし風の解明」
    古本淳一 (京都大学生存圏研究所)
  14. 「超並列粒子コードを用いた宇宙圏プラズマ理工学シミュレーション」
    三宅洋平 (神戸大学大学院システム情報学研究科)
  15. 「熱帯域における降水システム及び大規模人工林と大気の相互作用解明に資する気象データベースの充実化」
    山根悠介 (常葉学園大学教育学部)

生存圏ミッション研究成果報告

  1. 「大気観測とGPS気象学のための低コストハードウェアの設計」
    Venkatesh Raghavan (大阪市立大学大学院創造都市研究科)
  2. 「土壌環境によるイオウ結合形態の変動とその評価手法の開発」
    伊藤嘉昭 (京都大学化学研究所)
  3. 「担子菌における炭素代謝リプレッサー遺伝子の解析」
    入江俊一 (滋賀県立大学環境科学部)
  4. 「ナノ粒子分散型有機-無機ハイブリッド膜を用いた燃料電池用電解質膜の電気特性評価」
    上田義勝 (京都大学生存圏研究所)
  5. 「熱帯産業造林樹種の代謝工学」
    梅澤俊明 (京都大学生存圏研究所)
  6. 「天候の影響を受けにくい平面波音源の開発とそれを用いたRASS (Radio Acoustic Sounding System) の運用」
    及川靖広 (早稲田大学理工学術院)
  7. 「間伐材を利用した外壁貼付け方式の新しい耐震補強工法の開発」
    川瀬博 (京都大学防災研究所)
  8. 「1926年–1969年の44年間にわたる太陽活動CaIIK画像データベースの作成」
    北井礼三郎 (京都大学大学院理学研究科)
  9. 「小型電磁波センサーノードによるセンサーネットワークの開発」
    小嶋浩嗣 (京都大学生存圏研究所)
  10. 「アジアモンスーン森林湿地域における温室効果ガス吸収および放出機能の評価」
    小杉緑子 (京都大学大学院農学研究科)
  11. 「ウィンドプロファイラー・RASS・ライダー・ゾンデ気球観測によるヤマセの実態解明」
    児玉安正 (弘前大学大学院理工学研究科)
  12. 「多偏波SARデータを用いた熱帯産業植林地における森林バイオマス量推定手法の高度化と動態評価」
    小林祥子 (立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部)
  13. 「マイクロ波再生式高温集塵効果の実験的研究」
    篠原真毅 (京都大学生存圏研究所)
  14. 「精密衛星測位を用いた全球可降水量の長期解析」
    小司禎教 (気象研究所気象衛星・観測システム研究部)
  15. 「導電性木質炭素化物の低軌道宇宙環境耐性向上に関する研究」
    田川雅人 (神戸大学大学院工学研究科)
  16. 「白色腐朽菌を用いた医療用糖タンパク質の生産」
    本田与一 (京都大学大学院農学研究科)
  17. 「化石資源代替材料創製に向けた木質バイオマスの選択液化」
    本間千晶 (北海道立総合研究機構林産試験場)
  18. 「天然原材料由来の高分子ナノファイバーの食品機能に関する研究」
    松村康生 (京都大学大学院農学研究科)
  19. 「宇宙環境を利用した宇宙ごみ (スペースデブリ)除去に関する研究」
    山川宏 (京都大学生存圏研究所)

生存圏ミッション研究 (国際共同研究) 成果報告

  1. 「地上および衛星データを用いた熱帯植林地のバイオマス生長量の動態評ならびに樹木成長に及ぼす気象要素の影響に関する研究」
    川井秀一 (京都大学生存圏研究所)
  2. 「東アジア地域の木材利用の歴史から探る持続的社会の構築」
    高妻洋成 (独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所)
  3. 「SCOSTEP国際共同研究プロジェクト:CAWSESの推進」
    津田敏隆 (京都大学生存圏研究所)
  4. 「MUレーダー・ライダー・気球高分解能同時観測による大気乱流特性の国際共同研究」
    橋口浩之 (京都大学生存圏研究所)
  5. 「生存圏フラッグシップ共同研究『バイオナノマテリアル』の国際化に向けて」
    矢野浩之 (京都大学生存圏研究所)
  6. 「新型ソフトウェア受信機を用いた大気レーダーの乱流解像手法の開発」
    山本真之 (京都大学生存圏研究所)
  7. 「GPS電波掩蔽観測のデータ解析手法に関する国際共同研究」
    山本衛 (京都大学生存圏研究所)

ミッション専攻研究員成果報告

  1. 「マイクロ波による低炭素化社会構築への開発研究」
    樫村京一郎 (京都大学生存圏研究所)
  2. 「高精細大気圏・電離圏統合モデルによる電離圏擾乱現象の解明」
    横山竜宏 (京都大学生存圏研究所)
  3. 「木質資源の循環利用システムを地域社会=文化においてどう構築するか」
    鈴木遥 (京都大学生存圏研究所)
  4. 「地球周辺の宇宙環境の積極的改善に向けた工学研究」
    中宮賢樹 (京都大学生存圏研究所)
  5. 「木質資源の“心地良さ”と生理応答の評価システムの確立」
    松原恵理 (京都大学生存圏研究所)
  6. 「A study on the variation of the tropical tropopause by using high precision satellite data」
    Sanjay Kumar MEHTA

新領域開拓成果報告

  1. バイオマス由来の生体防御物質:
    1. 木酢液・竹酢液の抗ウイルス活性物質
      丸本真輔 (京都大学生存圏研究所)
    2. 新規生体防御物質 —植物機能性低分子の代謝輸送—
      高梨功次郎 (京都大学生存圏研究所)
    3. バイオマスの分析技術開発
      西村裕志 (京都大学生存圏研究所)
  2. 木質住環境と健康: —空気質特性の解明とヒトへの影響解析—
    川井秀一 (京都大学生存圏研究所)
    松原恵理 (京都大学生存圏研究所)
  3. 人間生活圏を取り巻く大気の微量物質の動態把握
    高橋けんし (京都大学生存圏研究所)
    矢吹正教 (京都大学生存圏研究所)
  4. 電磁場の生体影響: —共鳴送電下における生体影響評価のためのばく露装置の開発ならびに免疫細胞における高周波電波ばく露の影響評価研究—
    宮越順二 (京都大学生存圏研究所)
  5. 千年居住圏
    吉村剛 (京都大学生存圏研究所)
    柳川綾 (京都大学生存圏研究所)
    杉山淳司 (京都大学生存圏研究所)
    田鶴寿弥子 (京都大学生存圏研究所)
    小松幸平 (京都大学生存圏研究所)
    梅村研二 (京都大学生存圏研究所)

 

Symposium-0223-0224   ポスター PDF ファイル (475 455 バイト)
ポスター制作: 今井友也 (京都大学生存圏研究所)

 

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